2008年6月15日日曜日

ポイントライフ

クレジットカードのポイントは今や百花繚乱だ。代表格のマイレージの仕組みをまず説明しよう。ご存じマイレージは航行距離に応じてマイルがたまる。もちろんクレジット機能付きだとその他の買い物でもマイルに換算される。出張の多いビジネスマンなどはほとんど必携とまで言える「おいしい」特典だ。

例えば西海岸(ロス)ならエコノミーでも約5500マイルがたまる。これはもちろん安売りチケットでも適用される。利用するときは国内なら一律15000マイルでどこでもいけるからいかにお得かは想像に易いだろう。航空機なら還元率は場合によっては10%以上、クレジットカードの利用でも最低1%から5%相当まで還元されるケースもある。これはこの前述べたクレジットカードの手数料から比べるととんでもない還元率になる。しかもいらないものに費用を出すわけじゃないからまさに自然とたまるのだ。
「どういうカラクリ?」
と誰もが思う。
簡単なことだ。ミソは還元対象が航空機利用の場合に高いのだ。その他のものに交換する場合の還元率は高くないのだ。もうおわかりだろう。

飛行機は空で飛ばしても(そらじゃない、カラだ。)満員でもかかる費用は一緒。燃費に多少の差があるくらいで乗務員の人件費や空港使用料、整備代など全く変わらないのだ。だったら空いている席にただ乗りの客を乗せたって痛くもかゆくもない。だから高還元率で客の囲い込みをする。(もっともエコノミークラスの客自体がいなくてもいてもファーストクラスやビジネスクラスの客だけでもとがとれるように原価計算はしてあるそうだ。国内線を除き)
そろそろマイレージカードも30年、JALカードも切り売りされるし過渡期なのかもしれない。

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