2008年3月21日金曜日

初トレード

いよいよ初のFXデビューとなる。デモトレードをやっていたので気分はもうプロのトレーダー。薔薇色の近未来を夢見てなんと50万円の大金を証拠金として振り込む。ドキドキの瞬間だ。こんな形のないものに使う50万円は生まれて初めてなのだ。

家を買う。車を買う。時計を買う。飲みに行く。パチンコでする。宝くじを買う。家族で旅行に行く。スーツを仕立てる。ゴルフクラブを揃える。ゴルフ場で料金を支払う。スキーのリフト券を買う。・・・悲しいかな、ちょっとした大金を使うことなんてこんなものだ。今回は取引も全部インターネット、なんとなく頼りない無線LANのパソコンとよくできたトレードソフトとWebサイトが相手のバーチャル取引で50万円!これでいいのか。(大体こんな商売があるのか?)

自問自答の中、ソフトを操作して20万円のレバレッジ50倍で勝負に出た。お決まりのUSD/JPYでロングだ。不慣れなのでストップもリミットもつけない。デイトレードしか頭にないのでチャートをずっと見ていた。見る見るうちにドル高は進み50銭上昇したところでショートに。なんと30分位で5万円の利食いだ。こんなにおいしいことがあるのか。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓初心者のための翻訳↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
20万円を証拠金として賭けて1000万円の勝負ができる。1ドルが約100円だから為替が1円動くと10万円の損益がでる。つまり為替が1銭変動すると1000円動く。1銭なんてもののコンマ数秒で動く。為替と言えばアメリカのドルと日本の円くらいしかなじみがないのでそれに賭ける。ドルを1000万円買ったのだ。ドル高(円安)になると儲かるしドル安(円高)になると損をする。ソフトを見つめていると為替の変動(この場合は円安に動いていった)に伴いリアルタイムで金額が動く。グラフと為替レートをボーと見ていたら小幅に上下を繰り返しながらあっという間に50銭円安になった。1000×50=50000円の儲けだ。そこで買っていたドルを売ってしまった。買って売ったのだからプラマイゼロになる。残るは利益の50000円なのだ。

この調子だと働かなくても暮らせるなあ。甘い幻想を抱く自分を冷静に見つめることは誰にもできない。



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