2008年6月27日金曜日

販売奨励金

高額商品には販売奨励金(インセンティブ)があることが多い。これは何かというとある販売目標をクリアするとドカンとご褒美がもらえる仕組みなのだ。例えば10万円の品物を4万円で仕入れて7万円で売ると3万円の粗利だ。ここでぼくみたいな客が値切って6万円で買うと1台あたりの儲けは2万円しかなくなる。100台売って200万円の儲けだ。
「悪くないよねえ。」
家計感覚で言うともちろんそうだ。ところがお店は人件費、広告費、店舗代、倉庫代その他諸々の経費がかかっておりこれくらいの粗利じゃやっていけない。つまりは赤字だ。例で出した販売、仕入の比率は大体はそんな感じだからどうやって利益を出すのか不思議になる。

ここで販売奨励金の登場だ。100台売るとなんと200万円の販売奨励金(例えば)が(メーカーから)出る。現金で出るか、仕入のディスカウントになるかはどっちでもいい。とにかく台数を売れば儲かるのだ。これが決算期だとかキャンペーンだとかでは達成に微妙な数値となりセールスマンは目標達成に躍起になる。極端な話だと単品では赤字になっても台数を達成したい。すなわち大きな値引きが期待できる。これが販売奨励金の仕組み。

売るのも買うのもチャンスがものをいう。とくに売れているディーラー(販売店)ほどこの奨励金が幅を利かせる。もっとも最近ではこの奨励金より、はなから仕入価格の引き下げやその他のサービスを強制する量販店が多い。完全にメーカーと立場が逆転しているケースも多い。メーカー受難の時代なのだ。

2008年6月25日水曜日

ローンの値引き

車を買うのはローンだ。少なくともぼくはそうだ。もはやポリシーに近いものがある。(もっともまとまった金がないからなのだが)ローン金利はバカにならない。国産車だと3~5%、外車はなぜか安くて最低0.9%~だ。安い金利はディーラーが負担している。つまり値引きと一緒なのだ。
「えっ値引きと一緒?」
ここでぼくはひらめいた。どうせローンで車を買うのだ。ちまちま本体から値引きを引き出しても年利でたとえば1%違えば残金が100万円だとして1万円違ってくる。5年ローンだと3万円位違う。(細かい計算はここでは割愛する)300万円だとなんと10万円はかわってくるのだ。
「この金利なんだけど・・・」
おそるおそるぼくは切り出した。
「そうきましたか、わかりました。なんとかしましょう。」
意外と即決!やってみるものだ。

セールスマンは販売台数が成績。会社の規則や権限の問題さえなければいくら値引きをしてもどんどん車を売りたいものだ。実は会社はどこでも同じ原理で動いている。資本主義社会だからだ。ゆえにぼくはデパートでも値引きや追加サービスを要求する。これがまた結構うまくいくのだ。ここで注意。アルバイトやパート店員に交渉してもダメ。歩合制とおぼわしき人物に交渉しなければならない。車だって同じで決算期とかキャンペーン中には少しくらい無理をしてでもどんどん売りたいのだ。

もし赤字になったとしても・・・それはまた明日。

2008年6月23日月曜日

値引き交渉術

少しもったいぶった「値引き交渉術」だが大したことではない。その全貌を明らかにしよう(だから大したことないんだって)
①値引き情報を調べる。(検索エンジンで「車種」「値引き」で探すといくつも出てくる)
②ディーラーに行き、自分の欲しいオプション込で金額を弾き出す。見積をもらってもいい。
③②の金額-(①の金額+10万円)を計算する。
④「③の金額なら今すぐハンコを押すよ、だめなら他を当たる。」と言い放つ。
これで全部成功する。ディーラーによってはあれこれ交渉してくるが、ここで席を蹴るセールスマンは過去に一人もいない。下取りだとか、オプション値引きだとか色々言ってくるが聞き流していい。これで新古車を格安で買ったこともあるし、値引きが無理なら代わりの条件(例えば絶対に欲しいスタッドレスタイヤとか)で妥協するもよし。最近ならカーナビなんかもいい。もちろん社外品のほうが価格も性能も優位だからその辺は勘案したほうがいい。

これでディーラーの交渉回数は1~2回で終わる。一度なんか初売りでパジェロを衝動買いしたこともある。でたばっかりの新車が25万円引き(当時の値引き相場は20万円)で5万円相当のおまけもついてきた。レンジローバーなんかは新古車がなんと250万円引きだった。ちなみにエスティマハイブリッドは45万円引きで買った。もちろんローンだ。ご存じかと思うがディーラーは現金で買うよりもローンで買ってくれた方がありがたいのだ。だから支払方法なんかは交渉材料にはならない。そうそう必ずローンで買う人はとっておきの値引きがあるのをご存じだろうか。それではまた明日。

2008年6月22日日曜日

車の値引き

今回買った車はエスティマハイブリッドだ。今まで乗り継いだ車はパルサー→カリブ→パジェロ→ディスカバリ→レンジローバー→アウディ→エスティマだ。しばらく外車が続いたのでとても新鮮な感じがするが、商談はすべて似たようなものだ。ガソリン代の高騰やエコ意識も手伝ってハイブリッド車を探していた。レクサスは高すぎるし(レンジに乗ってた奴が言うセリフじゃないが、失業中なので当然)トヨタしか実質ハイブリッドはない。ホンダはシビックだけなんだよ。知ってた?
家族や親戚がある程度乗れる車だとアルファードとエスティマに絞られた。スタイリングの面と使い勝手の良さでエスティマに決めたのだ。試乗レポートは次回以降にまわすとして今回は値引きの話。

昔「月刊自家用車」という雑誌があって確か「X氏の値引きレポート」という人気のシリーズが連載されていたのを記憶している諸氏も多いだろう。おおまかにストーリーを説明すると以下の通り。
”まず競合する車を複数ピックアップする。各ディーラーをまわって値引き条件を聞く。このときオプションと下取りは提示しない。商談が進むと競合をちらつかせて本命の値引き目標をどんどん引き上げる。値引き目標はこの雑誌に掲載されている。ほぼ限界値引きまで引き出せたらようやくオプションを提示して本体とは別に値引きを要求する。もちろん諸経費のうち、車庫証明と納車費用はカットを求める。腹が決まったらハンコをちらつかせて最後の値引きを要求する。どうしても難航したなら納車時のガソリン満タンを要求する。これで契約する。”

どうです?面倒くさいだろう。ぼくにはとてもできない。ぼくの値引き交渉はほとんど1、2回で終わる。それでも損したことは一度もない。

2008年6月20日金曜日

新車を買おう

実は新車を買った。失業が決まってすぐ車を売ったが18歳以来車のない生活をしてこなかったのでとてもじゃないが耐えられない。雨が降れば行動範囲は極端にせばまるし、荷物を運ぶにも買い物にいくのも自転車じゃ大変なのだ。エコ生活もいいんだけれどねえ。
車を買うのは一大イベントだ。手にしたことのない大金が一瞬で消えていくからだ。もちろんローンなのだがそれでも数百万円だ。実はぼくはもう7台目の車購入になるからノウハウは結構ある。一番興味の的になっているのは「値引き」だろう。これにはコツがある。ややこしい駆け引きなし!若干の勉強は必要だが誰にでも手に入れることのできる情報をもとに毎回10万円以上は得をしている。
このノウハウをここに記しておこうと思う。車を買うひとは必見だ。

2008年6月15日日曜日

ポイントライフ

クレジットカードのポイントは今や百花繚乱だ。代表格のマイレージの仕組みをまず説明しよう。ご存じマイレージは航行距離に応じてマイルがたまる。もちろんクレジット機能付きだとその他の買い物でもマイルに換算される。出張の多いビジネスマンなどはほとんど必携とまで言える「おいしい」特典だ。

例えば西海岸(ロス)ならエコノミーでも約5500マイルがたまる。これはもちろん安売りチケットでも適用される。利用するときは国内なら一律15000マイルでどこでもいけるからいかにお得かは想像に易いだろう。航空機なら還元率は場合によっては10%以上、クレジットカードの利用でも最低1%から5%相当まで還元されるケースもある。これはこの前述べたクレジットカードの手数料から比べるととんでもない還元率になる。しかもいらないものに費用を出すわけじゃないからまさに自然とたまるのだ。
「どういうカラクリ?」
と誰もが思う。
簡単なことだ。ミソは還元対象が航空機利用の場合に高いのだ。その他のものに交換する場合の還元率は高くないのだ。もうおわかりだろう。

飛行機は空で飛ばしても(そらじゃない、カラだ。)満員でもかかる費用は一緒。燃費に多少の差があるくらいで乗務員の人件費や空港使用料、整備代など全く変わらないのだ。だったら空いている席にただ乗りの客を乗せたって痛くもかゆくもない。だから高還元率で客の囲い込みをする。(もっともエコノミークラスの客自体がいなくてもいてもファーストクラスやビジネスクラスの客だけでもとがとれるように原価計算はしてあるそうだ。国内線を除き)
そろそろマイレージカードも30年、JALカードも切り売りされるし過渡期なのかもしれない。

2008年6月12日木曜日

キャッシング

クレジットカードの手数料は安い(消費者にはあんまり関係ないが)、年会費は取れない。儲けの源泉は何なのだ。薄利多売?もちろんそれもある。多売と言っても一部には逆ザヤまであるのだ。なぜかって?手数料は絶対にゼロではないのだから粗利は絶対にあるのではないか。
自分のカードを見てほしい。大体のカードにVISAかMASTERのマークがついているだろう。日本ではJCBもある。これらのマークが曲者なのだ。このV/Mインターナショナルが手数料をとる。1%くらいなのだ。もし加盟店と0.9%の手数料だったら・・・。

ずばりカード会社の狙いはキャッシング、リボ払い、高額手数料なのだ。

キャッシングはボロ儲けなのだ。年利十数%なんてあなたの預金金利と比べてみてほしい。公定歩合がいまだに0.25%の我が国では破格の儲けになる。金は売るほどあるのだ。リボ払いだってキャッシングと全く同じだ。いやむしろキャッシングより高いケースも多い。リボにするくらいならカードローンを利用して一括払いにしたほうがいい。あっリボってのは分割払いの一種で月々均等払いの制度のことだ。
よくあるのは「夏のボーナス一括払い」「冬夏ボーナス二回払い」で手数料が(消費者には)かからない。この間の金利は加盟店が持つのだ。持つと言っても入金が遅れるという意味だが。このほかに10回分割払いなどを利用するとその金利は消費者が払うことになっている。これを利用しやすくしたのがリボ払いだ。

高額手数料の店で使ってもらってもカード会社は喜ぶ。比較的手数料が高いのはネットショップ、一番高いのは歓楽街の夜の店だ。ここでバンバンと買い物をしてくれるとカード会社は儲かる。価格ドットコムの上位の店はたいがいカードが使えないのをみたことがあるはず。また前にも書いたが夜の店はカードで払うと余分な料金がかかることが多い。銀座の一流店ではかからないが。そもそも料金も高いのだが。

ここまで書けば大体分かってもらえたと思う。次はポイントについて述べる。

2008年6月11日水曜日

クレジットカード会社の利益

今や一部を除きクレジットカードの年会費は無料が当たり前。単にクレジットカード機能を使いたいだけなら年会費無料のカードを選ぶのが賢明である。年会費が有料なのはゴールドカード(大体1万円位)とステータスカード(アメックスとダイナース)でゴールドはもちろんプラチナとかブラックなんてものもある(そうだ)こんなカードを持つ人は懐に余裕があり、副業とか小遣いかせぎを考える必要のない人だからぼくのブログになど興味はないだろう。年会費が10万円近いカード、サービスも庶民とは無縁なのだ。例えばアメックスのプラチナカードはニューヨークまでのファーストクラスのチケットを買うともう一枚ついてくるらしい。確かにお得だが、ファーストクラスの運賃がいくらするか?正価だと片道150万円くらいする!!!ニューヨークに用はないしなあ。行くとしても絶対エコノミークラスだ。貧乏人はエコノミークラス症候群にはならないのだ。
その他にも年会費が有料なのはビューカード、TOYOTAのTSキュービックカードがメジャーだ。今でもカードの年会費を払っている人はすぐに解約することをお勧めする。ぼくのもっているゼビオカードが年会費をこの前取られた!!一度も使ってないのに。キャンペーンにつられて作ったのが間違いだった。
そうなるとますますクレジットカード会社は何で儲けているのか不思議になってくる。

2008年6月10日火曜日

クレジットカードの仕組み

ご存じクレジットカードで買い物をしても消費者には手数料がかからない。手数料どころかポイントまでついてくる。しかも支払いは最大で約2ヶ月後となる。いいことづくめだ。ではクレジットカード会社はどうやって儲けているのだろうか。
こんな経験はないだろうか。
「カードのお支払ですと5%いただきます。」
「カードだと消費税がかかります。」
「カードだったら10%乗るけどいい?」
などだ。これこそがカードの手数料。カード会社は利用額に一定の手数料をのせて店に請求する。安いところで(信用のあるところで)1%くらいだ。ガソリンスタンドとかETC、ゴルフ場なんかが代表例。百貨店は3%くらい。いちばん高いのが飲食店(特に夜のきれいなおねえさんが接待してくれるところ)で10%なんてのもある。(不良)店はあれこれ理由をつけてこの手数料分を請求してくる。実はこれは全部カード会社との契約違反だ。消費者は拒否することができる。つまりは店の横暴なのだ。それでも色々な力関係やしがらみでなかなか拒否できないのが通常。カード会社も黙認している事実がある。もっともカード会社にしてみれば例えば10%のせたところにさらに手数料がのるから都合がいいのだが。

よく考えてほしい。カード会社はれっきとした金融業だからこの手数料こそが収入源でありいわば金利に近いものがある。たった1%の手数料で代金は(店に)先払いして、利用明細を消費者に送って貸し倒れの恐怖におびえながら回収は1か月以上後。ポイントやキャンペーンまで行っている。さらにカードをつくるとポイント付加やキャッシュバックまである。

ヒントは年会費、ポイント、キャッシング、メインカード・・・次回はこの解説に移る。

2008年6月1日日曜日

サラ金

かかってきた電話はカードローンの会社だった。何やらカードをつくると楽天ポイントがキャッシュバックされるキャンペーンをやっていたので申し込んだやつだ。
「やっぱりだめなのかな」
こう思いながら電話に出ると意外や意外
「お申し込みは300万円でしたが、審査の結果200万円となりました。いかがでしょうか。」
やったー!ポイントがもらえるよりうれしいのはこんなぼくにも与信があるってことだった。このあと2枚のカードも同じような結果である。いけるじゃないか。

前職、サラリーマン時代のぼくなら間違いなく限度額まで与信があったが今のぼくにはこんなものだ。それでも十分。もともと使うつもりのないカードだから、また年会費も無料だから問題ないのだ。もっとも余命半年と宣告されたら使って踏み倒すかもしれないが(生命保険で払わされるんだろうな・・・)

このようにクレジットカードの与信とはこんなものだ。カードは作らせれば勝ちなのだ。人間の悲しい性でもあるが、金がかかると人が変わる。お気軽に使える、キャッシングができるとなると使ってしまうものだ。またそんな素質のある人間だけがクレジットカードを作る。

普通のクレジットカードの収益構造をご存じか。バブル崩壊以後クレジットカードの手数料率は下がる一方である。中には業種によっては1%なんてのもある。次はこのからくりについて解説つきで述べたいと思う。








2008年4月30日水曜日

与信

失業して最も心配なのは「お金」の問題だ。金さえあれば失業なんて怖くない。むしろ気楽でいい。ところが失業中も就業中もみーんな金の問題で悩む。わずかな金で殺人まで起きる。自殺者まで出る。
「人の命は地球より重い」
なんて嘘だ。
「人の命は500円玉より重い」
こんなものだろう。

申し込んでいたクレジットカードだが、前職に在籍中のものは無事届いた。クレジットカード発行の与信だが年収よりも勤続年数がものをいう。年収が少なくても勤続年数が長ければたいていのカードは問題ない。ゴールドカードやステイタスのあるカード(ダイナース、アメックス)の場合はこの条件に加えて年収を少し高めに記載しておけば問題ない。源泉徴収票を出せなんて言われないから安心だ。目安としては年収800万円以上なら問題ないだろう。もちろん在籍確認といって会社に電話がかかってくることがあるから嘘はいけない。在籍確認では年収まで聞かれないし、もちろん答えない。在籍と年数くらいのものだから年収はサバを読んでも大丈夫だ。

そろそろ退職してから時間がたつので最近1ヶ月で申し込んだクレジットカードは現在の状況を正直に申告した。設立したての資本金100万円の零細企業の社長、これではカードは作れないんだろうなあ。案の定、電話がかかってきた。
「〇×クレジットの□△と申しますが、YACHTちゃんさんの携帯電話でしょうか・・・」

2008年4月25日金曜日

FXパーフェクトマニュアル

FXのメルマガに登録するといろいろな情報商材の売り込みがある。いわゆる必勝法なのだが、どれもこれもまあ魅力的な文句で売り込みをかけてくる。価格も結構高いのだが、すでにFXを経験している人にはたいした値段ではない。負ければものの数分で失う金額だからだ。

ぼくが購入したのはFXパーフェクトマニュアル、やはり必勝法を謳っている。購入価格は19800円だ。普通の情報商材とくらべるとやはり高い。まずは絶対に言えることを最初に言っておく。
「FXに必勝法などない!!!」
本当にあるのなら、面倒くさい情報商材など売る必要はない。FXはパソコンのクリックのみで稼ぐ(損する?)ことができる。情報商材だと変なクレームや詐欺師まがいの評判だって覚悟しなければならない。もう一度言う。FXに必勝法などないのだ。

その上でこの商材の中身をちょっとだけ紹介しよう。これはテクニカル分析のある特徴に着眼して勝負する方法だ。もちろんこれは彼の投資スタイルなのだろう。なるほどと思うところはないでもない。だが必勝か?確率は高くなりそうだ。ぼくが実践して感じたことを記しておく。
・デイトレーダーには向かない。
・サインがわかりづらい。
・絶対に倍々ゲームで資産が増える方法じゃない。(リスクを減らすことはできると思う)
資金に余裕があり、ポジションをとらない精神的な余裕もあり、大きな利益をギャンブル的に目指さない人には必勝法かもしれない。人の投資スタイルを覗いてみたい人にはお勧めだ。あくまでもFXをギャンブルだと思っている人には断言する。
「FXに必勝法などない!!!」


2008年4月20日日曜日

情報商材は詐欺か?

一日パソコンを見ていると思う。情報商材は百花繚乱だ。無料で配布されるもの(もちろんそれ自体がアフィリエイトであったり、無料では大した情報がないものがほとんど)ごく安い金額で販売しているもの、とてつもなく高い(数万円)で販売しているものがある。ぼくは数千円と数万円の商材を買った!

数千円の商材だが、これは「せどり」に関するものだ。せどりした本を高く売る方法が書いてある。これで4900円。安いのかどうかわからないが、居酒屋に飲みに行ったつもりで買った。しかも返金保証付きだ。本当か?その商材はズバリ
「相場が1円の本を2000円で売る例の方法じゃない方法」という商材だ。アマゾンなどで1円に苦しめられていたぼくは(アマゾンは1円でも150円くらいは送料で稼げるが大変興味をもった。
「どんなアイディアなんだろう?」
ダウンロードして読んだ内容は大変興味深かったが、すでに手法が古く(あまねく知れており)ぼくには役に立てることができなかった。まあこんなものだ。また決して詐欺まがいの内容ではないところがにくい。ぼくは早速返金を求めた。
「どうせいちゃもんつけて返金しないんだろうなあ。」
と思っていたが、なんと返金の早いこと!クレジットカード決済は止められないので、現金で口座に振り込んできた。びっくりしたと同時にこの人の誠実さには感心した。青山琢という人だ。興味をもたれた方は安心なので買ってみるといい。ぼくには活かせなかったが、あなたには活かせるかも?

今日もFXの情報商材に触れられなかった。明日こそ!

2008年4月17日木曜日

FX情報商材

FXはギャンブルである。正確に言うと一般人にとってのFXはギャンブルである。

確率は1/2か?違う!相場の上げ下げは1/2だが負けるときは大きく、勝つときは小さいのがFXの負けパターンであり、大体の人がそのパターンにはまる。そして探し求める「必勝法」である。
「プロのトレーダーはすごいんだろうな。」
「主婦が3億円儲けたらしい。」
「何かコツがあるんじゃないか。」
こんなところがぶち当たる悩みだろうか。ぼくもその通りの状態に陥った。

「FXパーフェクトマニュアル」・・・ネットで検索して無料のメルマガを購読してなんとなく怪しげなお誘いメールに誘われて、散々悩んだ挙句、購入に踏み切った。価格は21000円、決して安くはない金額だがFXで負けることを考えれば安いものだ。何よりも最大リスクが21000円でしかない。騙されたと思って買ってみた。内容に関しては著者の営業妨害になるといけないのでブログでは触れないが、ある一点のみを売りにした情報商材である。これだけは断言しておくが、魔法の必勝法なんかではない。おそらくはその他の情報商材だって同様である。ギャンブルに必勝法はない。明日はこの情報商材についてレポートしよう。


2008年4月14日月曜日

FX必勝法はあるか

FXは大変高価なギャンブルだと思う。一攫千金とまではいかないが(レバレッジを最大400倍でまとまった金額を投資した場合は一攫千金もある?)一日で数百万円の利益を手にすることも可能だ。極めてギャンブルの要素が高いので決してお勧めできない。お勧めというより、ぼく自身が絶対にやらないから説得力はある。
ぼくの元手は50万円、レバレッジは50倍で元金は20万円の投資を行う。大抵が一日単位での取引をするのでFX会社にとってはおいしい部類のお客だと思う。最近は手数料が無料の会社が多いのでスプレッドで稼いでいる会社ばかりが目立つ。しかもドル円なら1銭~5銭くらいのスプレッドだから長期間ポジションをもつと(つまりスワップ狙い)FX会社は困るだろう。

今は約10万円浮いている。結構乱高下を繰り返して得た危うい利益である。レバレッジが50倍、元金が20万円くらいになると下手な損切りを設定するとあっと言う間に終わるので(世間一般でいう)重要な損切りはなかなか設定できない。上がるか下がるか二つに一つがなかなか当たらないのだ。上昇トレンドでも下降トレンドでも上下を繰り返しながら相場は刻々と変化していくものだからちょっとした損切りを設定するとすぐ切られてしまう。ほぼ必ずそのあとに相場が戻すものだからたちが悪い。

取引を繰り返し、必ず欲しくなるのがFX必勝法だ。一攫千金でなくとも必ず毎日勝てればいいお小遣いになる。(額でなく、数で)世間のほとんどの人はこのお小遣いが欲しくてFXをやっているのだろう。つまりは上がるか下がるかを知りたいだけなのだ。大儲けではなくても小銭でも確実に稼げるならそれが望みなのだ。
そこで必勝法を探し始める。もちろんインターネットで。

検索すれば結構たくさん見つかる。ここでぼくは初めて情報商材というものを知った。

2008年4月13日日曜日

金儲け

さて会社は作った。あとは登記が完了するのを待っている状態だ。
「企業とは利潤を追求する団体である。」
ぼくの会社はこの最大の問題に立ち向かうことになる。

利潤=金だが会社じゃなくても個人が独力で金儲けをする手段はそう多くない。今はネット関連が全盛だがここ1ヶ月で初めて経験した元手のいらない金儲けを振り返ってみる。
・FX
・ヤフオク
・アフィリエイト
・ドロップシッピング
・・・もう思いつかない。確実に儲けられるのはヤフオクだ。しかしながらこれは仕入れの問題が出てきた。ブックオフが「お売りください」とのキャッチコピーはよくわかる。売る物がないと売れないからだ。ガリバーだって「車買取専門」と宣伝している。身の回りの物を売るのは限りがある。在庫処分みたいなもので永続性がないのだ。新品を仕入れるのは大変だ。メーカーとのコネクション、保証金、倉庫、受発注管理などざっとみても1000万円はないと事業としては成立しないだろう。そんな金がある人はほんの一握りだ。日本人の平均貯蓄は3000万円位らしいが、そんな奴は少なくともぼくの身の回りにはいない。だからこそネットショップなのだ。極力在庫(にかかる費用)をゼロに近づけて収益を出すには古物商をやるしかない。それでも仕入れの問題は解消されないのだ。

先駆者利得で儲けた奴らは本を書いたり、詐欺まがいの情報商材(ぼくは知らなかったが)を売ったりしてさらに儲けている。もう本業では大して儲かっていないのではないか?そんな疑念を抱きつつ、唯一の情報入手手段であるインターネットでは百花繚乱だ。ぼくが買った情報商材を検証してみよう。

2008年4月12日土曜日

法務局

いよいよ定款をもって法務局へ向かうことになった。もちろん会社を登記するためだ。今から小さな会社を作る方は覚えておくといい。ここが一番金がかかる。大会社にとってはなんてことない費用だが個人で起業する場合は15万円は大金だ。

書類を揃えて(すべて会社設立サイトの沿っただけだ)法務局の窓口に向かう。なんだか忙しそうな女性がデスクにかけているがこちらを一瞥しただけでまたデスクに向かう。なんて不親切な。
「あのー、会社を登記したいんですが・・・」
ようやく席を立ってカウンターにやってきた。
「書類は揃ってますか。」
揃っているかどうか、不安なんだよ。
「たぶん大丈夫だと思いますが・・・」
バサバサと軽くチェックして
「それではここに15万円の登記印紙を貼ってください。あちらのカウンターで売ってますから。」
おそるおそるカウンターに行くと妙ににこやかなおばちゃんがいた。
「はい、15万円ですね。」
簡単に言うんだな。ぼくは財布から用意してきた一万円札を15枚とりだして支払うとちっぽけな糊がついた紙切れが何枚か帰ってきた。今日のところはこれでおしまい。無造作に貼られた印紙と10枚くらいの登記申請用紙が手元からなくなっただけだ。

ここまでかかった費用は「ひとりでできるもん」サイトの1.2万円、電子認証の約5万円、そして法務局での15万円、会社印の3000円、そして忘れてはならないのがぼくの貴重な時間が会社設立までのすべてだ。山は越えたぜ。

2008年4月11日金曜日

チャリンコに乗って

依頼していた会社の定款が認証された。例の「ひとりでできるもん」のサイトで依頼した電子認証だ。正しくはサイトを通じて東京の行政書士に依頼したものだ。ぼくの会社なのに行政書士の代理で行政書士の委任状をもって公証人役場まで取りに行った。変な気分だ。

浦和の公証人役場は県庁の近くにある。距離にして約4~5kmだろうか。自慢の愛車を駆ってぼくは向かった。やはり雨模様だから少しハラハラしながら急いだ。案の定小雨が降ってきた。若干のアップダウンを経て到着したころには薄日が差していた。妙な達成感があったのは肉体労働のおかげなのだろう。

「こんにちは、定款の認証がおりたので取りに来たんですが・・・」
予め行政書士を通じてアポをとってあったので安心して訪ねたのだが、アポは何の関係もなかった。ただ定款の認証ができたというだけのことで会社名とぼくの身分証明書を提示して受け取るだけのことだった。なんと殺伐としたやり取りなんだろう。ここでぼくは一つ失敗をした。電子認証だから写しは別としてFDかCD-ROMでデータを受け取るのだが、媒体を忘れていったのだ。
「フロッピーはお持ちですか?」
受付の事務の女性に聞かれてはっとしたぼくは
「わ、忘れました。」
かなりバツが悪い。
「大丈夫ですよ。ではこちらで用意します。」
かなり悪い予感がしたので
「CD-ROMでいただけるんですか。」
「いや、フロッピーしかないんですよ。」
ガーン!!
うちにはパソコンが2台あるが、フロッピーディスクドライブなどどこにもない。今時みんなそうじゃないか?まあいいか、カメラ屋かなんかでCDに焼いてもらえばいいや。一体何が入っているのかはその時までのお楽しみだ。

2008年4月10日木曜日

家電ショップ

昨日の投稿について再考してみる。
たとえば大手家電ショップ、ヤマダ電機とかコジマとかヨドバシカメラとかビックカメラだ。阪神タイガースのスポンサーJOSHINなんかもそうだろう。
「他店よりも1円でも高い場合はお申し付けください。」
なんてどこの店でも書いてある。それはさておき・・・
販売価格、特に値引き交渉なんか(ぼくは関西人だから必ずする、デパートでもする)している時に
「仕入れ値はいくらですか?」
と聞いて答えるわけがない。(もっとも絶対聞かないが)増してや値札の下に仕入価格が書いてある店なんかみたことがない。議論の余地もないのだ。

それが大手(最大手!!)の銀行の部長が言い出したものだから非常識もいいところだ。温室で育った彼らの感覚はそうなのだろう。温室の中での競争はもちろんあったに違いない。社内遊泳術に長けた人間が出世する大企業ならでは感覚なのだ。外の世界を知らないのだ。当然、その部長も有名大学の出身者だ。勉強もできる子供だったのだろう。でも彼のビジネスマンとしての進歩は学生時代からないのだ。同僚や上司との人間関係に腐心してストレスもたまったろう。残業も大変だっただろう。でもそれは彼じゃなくてもよかったのだ。他の人間でも代わりはいるのだ。

ぼくの人生はぼくのものだ。正しくはぼくとぼくの家族のものだ。代わりが務まるような40年間は過ごしてきていない。ぼくでなければ描けなかった成功と失敗があった。これからもあるだろう。誰もそれを否定することなんかできない。よく聞け、ぼくを敵対視する者たちよ。認識せよ、ぼくを擁護する者たちよ。対人関係における利害やいさかいは発生してもぼくを否定することは神への冒涜であることを知れ。

2008年4月9日水曜日

仕入価格と販売価格

一日で3か所廻ったフリマレポートの続き。
イトーヨーカードーで期待外れだったフリマなので車を駆って次の会場へ向かった。次は大きな公園だ。天気は生憎の雨模様だったが、小雨なのでフリマは決行されていた。ここは広い。300店くらいでているのではなかろうか。

人が多い。プロが多い。縁日の露店みたいな感じ。お祭り気分(というより大人の駄菓子や)で見て回るにはいいのかもしれないが、少しは色気を出してヤフオクの商品を仕入れにいったぼくとしてはがっかり。こういう苦労をして交通費と自分の時間を使っているのだからそれなりにオークションで高く売れてもおかしくないはずだ。それすらも許さないくらい世間は擦れてきているのだが。

小売業は商品を仕入れて、利益を乗せて転売することによって成立している。周知の事実だ。というより自由経済社会の根本とまで言える。前職で某大手銀行系の企業の部長との交渉を思い出した。ぼくは口座振替代行サービスを仕入れて転売をするビジネスモデルを企画した。(詳しく書くと長文になるのでここではイメージだけ)
① 会員であるエンドユーザが会費を支払う方法として口座振替を利用する。
② 会費はA社(ぼくの会社)に入り、直接の事業主であるB社へA社が振り込む。
③ ①のサービスは銀行であるC社が行う。つまり金の流れは会員→C社→A社→B社となる。
それぞれで差益が生まれる。至極当たり前のことだ。
この流れで合意をして、ABC社の三社契約をすることになった。ここで問題が起きた。
C社部長「YACHTちゃんさん、金額を契約書に明記してください。」
A社部長(ぼく)「いや基本契約なので金額は個別に2社間でやりましょうよ。」
C社部長「二度手間になるのでここではっきりさせましょう。」
A社部長「B社にうちの仕切り価格がわかってしまうので困ります。」
C社部長「???いいじゃないですか。何が悪いんです?」
その後、しばらく押し問答となったがC社部長は譲らない。これが大手銀行の殿様商売なのか!!
感覚がわからない。この契約は物別れとなった。

2008年4月8日火曜日

こんどこそフリマ

昨日フリマに行った話を(今日こそ)書く。
フリマには過去に何度かいったことがあるが、ぼくの感覚ではバザーと大差なかった。がらくたが並べてあって、結構バカげた値段がついていて、値引き交渉が当たり前の混沌としたゴザ敷きの公園。こんなところだろうか。どうしてそんなネガティブなイメージの場にのこのこ出かけて行ったのか?それは最近始めたリサイクルショップ(主にヤフオク)の仕入れを行うためなのだ。

今日は近所で3か所のフリマがあるのでハシゴすることにした。フリマの情報はネットで調べればたくさん出てくる。お試しあれ。まずは近所のイトーヨーカドーの駐車場へ足を運んだ。開催時間間もなくのころだ。意外と広い場所にざっと100店くらい出店している。見渡したところプロみたいな方々(テキヤのおっちゃんみたいな感じ)はいない。駐車場なので車出店が可能なのが特徴だ。大体の人たちは車のバックドアを開けてその先にレジャーシートを敷いて商品を並べてある。やっぱりほとんどがガラクタだ。しかもそのガラクタに予想通り結構な値段がついている。駆け出しバイヤーのぼくはわかりやすく新品(に近いもの)、ブランドを中心に商品を探した。

意外なくらいない!あっても結構みなさん強気!薄汚れたようなアンパンマンの小さなぬいぐるみが500円なんてのは当たり前だ。バザーに並んでいるようなタオル(一応二流ブランド)がやっぱり500円、誰がみてもごみにしか見えない子供の使い古しのおもちゃでさえ300円なんてもうインフレも甚だしい。少し商品価値のありそうなものを見つけるとこれもまた予想通り強気の価格設定と値引きの拒否。これじゃ意味がない。唯一見つけた新品の子供向け英語教材は目の前で1500円で売れていった(ー_ー)!!

それでもここでシャネルのパンプスと焼酎サーバーを買って帰った。目をつけたというより何か買って帰らないと気が済まなかったのだ。ここでは仕入れなんか期待できない。以前はこれでも仕入れが成立したのだろうか。やっぱりその他の仕入れ先を探さなくてはならないのかな。

フリマはあくまで個人が楽しむ場であることを再確認して次の会場に向かった。

2008年4月7日月曜日

フリマ

地球環境問題は抜き差しならぬところまで来ているらしい。それなのにぼくらはあまりにものんきだ。多少エコを気取ってみたところで大したことはしていない。地球環境に最もいいのは人類が滅亡することなんじゃないかと思う。

ぼくらにできること、身近な問題ではコンビニやスーパーのポリ袋節減、TVなどの待機電力の節減、古紙のリサイクル(商品を買う)、車をハイブリッドカーにする・・・すでにもう思いつかない。

この前、衝撃の事実を聞いた。地球環境問題の中でも深刻なCO2排出量の件だ。なんと総量の4割を電力と鉄鋼で排出しているのだ。これではぼくらがいくらがんばっても焼け石に水となりかねない。発電所を原子力にシフトするとか、鉄筋の代わりになる建築法を研究するとか、そんな方策が必要だ。塵も積もれば山となるかもしれないがいくらがんばっても無駄な気がしてならない。

全然フリマの話じゃなくなってきた。眠いので明日書くことにしよう。おやすみー。

2008年4月6日日曜日

会社設立の手続き

会社設立はかんたんである。わずかな費用と面倒な事務手続きを経ればである。問題は事業が成立するかどうかだ。その後の資金繰りや人材の問題はまた後に最大の問題として立ちはだかる。まずは面倒な事務手続きをこなさなければならない。

前述したように定款をつくり、認証を受けることが必要だ。電子認証は行政書士に依頼しなくともできる。しかし「依頼した方がいい」ぼくは行政書士になるわけじゃないからこんな経験は何の役にもたたない。しかも一度っきりの手続きなのだ。本を読んでもわかりにくかったのでやはりインターネットに頼ることにした。あれこれ検索していると「ひとりでできるもん」というサイトにたどりついた。いかにも幼稚なこのネーミングはまったくもって気に入らなかったが、初心者が一度きりの手続きを行うにしては最適なサイトだと思う。ぼくが欲していた必要事項を入力していくだけで書類ができる。また細かい部分もいわゆる「決めつけ」でテンプレート化されている。これが必要だったのだ。例えば公告の方法、ホームページに記載、官報にて記載など選択肢があるのだが、提示された選択肢自体がよくわからないのだから困ってしまう。(名誉のために言っておくが、単語の意味がわからないのではなく実際の細かい手続きがわからないのである)ここには「官報に掲載」と決めつけてある。その他にも資本準備金をどうするだの、事業目的の記載だのよくわかっていなくとも出来上がる。しかも安いのだ。行政書士に依頼するより5万円は安いはずだ。

定款の電子認証だけは行政書士に依頼した。なんだかんだでそのほうが安上がりだったからだ。「ひとりでできるもん」にかかった費用は締めて1200円位で電子認証まで完了した。次のステップはいよいよ公証人役場に認証された定款を取りにいく段階までやってきた。1週間位かかるみたいだ。ではおそらく3日位なのだろう。土日もはさむから来週でかけよう。ぼくの愛車エコ号で。

2008年4月5日土曜日

公務員

あれこれ想いを巡らせながら、会社設立の準備をしている。まずは定款認証と言って公証人に作成した定款を認証してもらう。結論から言うとこの作業を終えてしまうと後は単なる事務手続きでしかないのだ。これから起業するみなさん、ご安心ください。事務手続きは何回か失敗したって平気だ。(もちろん定款認証も事務手続きが面倒なのだが・・・)

その昔、総務の仕事をしていたときに公証人役場のことは知った。公正証書をつくりにいったことがあるのだ。当時の公証人は大変横柄で(今も?)自分が法律のようなぞんざいで不遜な態度をとっていた。たかだか引退した公務員なのに。今度もまたやられるのか。

そうそう公務員と言えば最近はマスコミにたたかれっぱなしで、かなり態度が変わってきた。家の近くの区役所なんか大変親切だ。少しくらい時間がオーバーしても受け付けるし、物腰も柔らか。住基カードを作ったときなんかカウンターの外まででてきて平身低頭で案内してくれた。なんだか恐縮してしまった。20年以上前になるか。まだ子供心に気に入らなかった国鉄がJRへと民営化された時は新鮮だった。
「ありがとうございます。」
駅員が車掌が頭を下げるじゃないか。今考えると当たり前のことが当時は違った。改札で面倒くさそうに切符に鋏を入れて半ば放り投げるように切符をつき返された記憶はぼくの年代以上なら誰しもあるだろう。親方日の丸とはよく言ったものだ。

その頃から比べると公務員は受難の時代かもしれない。学校の先生は自宅研修という名の長期休暇(つまりは夏休み)がなくなってしまったし、ゆうちょ銀行なんかどの銀行よりも親切で長時間窓口が開いている。道路特定財源もマッサージ機につかえなくなったし、社会保険庁も既得権はなくなってきた。もうおいしい仕事ではなくなっているのが公務員だ。

既得権や特権には誰でもあこがれる。いわゆる不労所得だからなのだろう。そのあこがれを一切排除してしまったら社会のバランスが崩れやしないだろうか。高齢化社会になり、老い先短い先輩達が増える。現役世代のぼくらの発言権は失われつつある。(例えば選挙権は高齢者の方が数が多くなる)

公務員は人気の職業№1でなくなった。ほんとうに「公僕」になったらそれが正常なのか、ぼくにはわからない。いや、そう思えないのだ。

2008年4月4日金曜日

遊びじゃないんだ!!

仕事をして失敗するとよく言われる言葉がある。誰しも経験があるだろう。
「ビジネスなんだから」
「遊びじゃないんだ」
など仕事の厳しさを説く台詞だ。みんなそんなことはわかっているつもりだ。このあたりが資本主義社会のひずみを象徴しているような気がする。おそらく99.9%の人たちが会社に損害を及ぼそうとして行動するわけじゃない。それでも時々失敗する。こんな時に
「やっちゃった・・・まあいいや、次がんばろう」
と前向きに明るく振る舞う人間を世間は嫌う。
「やっちゃった・・・どうしよう・・・(空回りかもしれないけど、無駄かもしれないけど)とにかく一所懸命やる、反省する(振りをしよう)」
こんな人間を世間は容認する。要するに失敗は決して許されないのだ。失敗した人間は罪に服さなければならない。色めがねで見られる。

仕事は元来クリエイティブなものだと、ぼくは思う。何かを生み出すから仕事なのだ。人間なのだ。ただ食うために活動をするのはケモノと一緒じゃないか。肉体労働だって物をつくる、サービスを提供する。それがもし流れ作業だって物を生み出すのだ。それなのにいわゆるサラリーマンは自らの仕事に価値を見いだせないでいる。会社に定時に出勤すること、定時まで勤めること、当たり障りのない真面目な態度を示すこと。これが優秀なサラリーマンと定義される。おかしくないか!

マニュアル化が叫ばれて久しい。どんどん非人間化していく。坂本龍馬が海援隊にマニュアルをおしつけたか?岩崎弥太郎が三菱の社員にマニュアルを作ったのか。孫正義はマニュアル通り動く幹部を使ってソフトバンクを築き上げたのか。

マニュアルを否定するつもりではない。時には必要だ。でもいつかロボットにとって代わられる。技術が進歩すれば。例えば伝票を書く、パソコンに入力する。ファイルに綴じ込む。こんな作業は果たして必要か?財務諸表だってコンピュータが勝手に作成してくれるようになったのを忘れたか。経理、財務のスタッフはこれに多大な人員と時間を割いている。本来の目的よりも作業そのものが仕事になってしまっている。

それでも
「仕事なんだから、遊びじゃないんだ!!」
と極めて感情的な世論を盾に上司は今日も叫び続ける。少し違うような気がする。

2008年4月3日木曜日

会社をつくる

さて何から始めたものか。会社を作ると言っても今までにそんな経験はない。おそらくほとんどの人が会社を作ったことなんかないだろう。まずは関連の書籍を調べる。王道だ。amazonで探すか。まてよ、amazonではいわゆる立ち読みや本の拾い読みができない。いや、やりにくい。やっぱり本屋にでかけよう。

その前に「会社をつくる」時のイメージだがこんなものか。
・司法書士に依頼する。(または行政書士か?)
・法務局に行く(なんとなく)
・税務署に行く(これもなんとなく)
・表札をつける
・事業内容を決める(定款をつくるのだ。これくらいは知っている。)
・金がかかる。
拾い読みをした結果、事務手続きには資本金が1円でも25万円~30万円位かかるらしい。期間は大体2週間くらいはかかる。そしてやっぱり面倒くさい。それよりも無知だから何から手をつけていいのかわからないのだ。こんな時、選ぶ本のタイトルは極めて重要だ。内容よりも選ばれないと中身の評価はしようがないからなのだ。ぼくがまず選んだ本は「株主1人社長1人の株式会社の作り方」だ。タイトルがぴったりじゃないか。まさにぼくが無職から脱出するために会社をつくるための本だ。しかも書式がCD-ROMに入っていて付録でついている。早速1500円でこの本を買った。

昔から参考書や他の書籍を購入してから思う。
「ぼくの求めている内容はこれじゃない。ぼくならもっとわかりやすく記すのになあ。」
今回もそうだ。わからない人が買うのだから選択肢が多いのはいけない。例えば社名につける「株式会社」は前株でも後株でもいい。この表現がいけない。●●●株式会社として●●●を埋めよ。として欲しい。そして例外として前株でもいい。と記載してほしい。いわゆるチャート式にしてほしいのだ。これは簡単な例だが定款認証の際の電子認証って知っているか?ぼくは知らなかった。得意げに「電子認証もあるがメリットはこれでデメリットはこれで」と延々と記されているからわけがわからない。混乱するばかりだ。

唯一わかったのは定款をつくって公証人役場に行くらしいことだ。そしてこれが一番面倒くさいようだ。
じゃあまず定款をつくるか。あーよくわからない。

国民の義務

中学生のころだっただろうか。国家の三要素とか国民の三大義務などを公民の授業で聞いたのは。とかく日本人は「三」が大好きだ。(もっとも日本人というくくりではなくて人類は!なのかもしれない)ちなみに国家の三要素は「国土」「国民」「主権」だ。子供のころは社会の授業が退屈であった。なんでこんなに簡単なことを先生から教わらなくちゃいけないのか?読めばわかるじゃないか。

今日は国民の三大義務の話だった。いわずもがな「納税」「勤労」「教育」なのだ。今のぼくは納税もしているし、子どもに教育も受けさせているが、勤労(労働をして対価をうけとる定義からは)をしていないのではないか。これには少しショックを受けた。このままでは日本国民ではなくなってしまう。どうしよう。

転職活動は続けるとして、(コンビニで)アルバイトをするわけにもいかないのでいろいろとパソコンを使ってできる商売にチャレンジするのが「勤労」への近道と考えた。どんな立場であっても勤労はできるわけだが以前から興味があった会社をつくることにした。単純な理屈である。

これにはバックボーンがある。新会社法の1円起業である。1円で起業できるのなら今のぼくにも問題ない。1万円には困っているが、1円には困っていない。そうと決まれば善は急げだ。ぼくは会社をつくることにした。いつの間にか結構忙しい毎日になっている。収入はないくせに!

2008年4月2日水曜日

転職コンサルタント

転職のために専門のサイトに登録したことは先にも述べた。そろそろ本腰を入れて活動しないといけない。実は1社だけ登録をしていた。
「英語はできますか」
「いやー読み書きが初級程度ですねえ。」(また英語かよ!できねーよ)
「英語ができれば2000万円以上のポストがあるんですがね。」(外資系の)
「(今から)勉強しても現時点での応募資格が英語上級なんですよね。」
ぼくは念のため、確認した。
「いやまあ英語ができなくても募集はたくさんあるんですが、YACHTちゃん様の場合は前職の年収が高いから1000万円位から探してみましょうか。」
そんな話があるのか?
「ではお願いします。ご連絡お待ちしています。」
こうしてぼくはコンサル事務所を後にした。本当にそんな募集があるんだろうか。
ないない、あるわけない。それっきり連絡すらきやしない。人をばかにしている。

正確に言うと年収1000万円以上の仕事がないわけじゃない。いや、結構あるのだ。ただ巷のコンサルに一見の転職希望者に紹介する案件がそんなにたくさんあるわけじゃないのだ。

転職コンサルも立派な商売、噂によると契約年収の30%以上を紹介料として企業からとるらしい。また多くのコンサルは歩合制で転職者を商品としてしかみていないところが多い。面接に同行同席するコンサルもいるらしい。いい年してみっともない。保護者同伴かよ。ここは東大の入学式じゃないんだからな。

少しうんざりしながらも、他に頼るものもないのでコンサルには登録することにした。今日のコンサルタントは表面面は良かったが腹黒さがぼくには透けて見えたのであまり信用していない。次に期待しよう。

2008年4月1日火曜日

入社式

今日は全国統一「入社式」だ。共通一次試験より共通だ。(古っ!)社会人になってからずっと入社式のような気がする。もちろんぼくが関わるという意味でだ。最初は新入社員、就職後は総務だからお手伝い、その後転職して入社式、幹部になって入社式(迎える側だ)という訳で今年は入社式じゃない。だからと言って特別な感慨などない。ぼーとテレビを見ていたら「エイプリルフール」をやっていた。

エイプリルフール・・・四月バカ、誰がこんな直訳を何度も繰り返し大した批判もなく今なお一部では囁かれる。訳す必要はないこのいかにも英国っぽい風習はなんなんだろう。学生時分までは春休みの真っただ中だから学校では定着しない。このあたりもいかにも英国だ。(あちらでは新学期は9月だから4月1日は休みじゃないのだ。)違っていたらごめんなさい。

話は入社式に戻る。新入社員は毎回自己紹介させられて大変そう。大きな入社式では式そのものでは自己紹介はないが、配属部署や研修時には必ずさせられる。聞いている方は少数派の新入社員を覚えるだけだから存外すぐ覚えられる。ところがする側は大勢の先輩や上司に囲まれ、ただでさえ緊張しているのに一斉に注目を浴びてパニックだ。先輩の名前を覚えていないのは失礼だしかといって聖徳太子じゃないからいっぺんに覚えられるわけない。気の毒である。

入社式はセレモニーである。意味をもたせようとする会社が間違っている。また何を勘違いしたか延々とお説教する方々はぜひ反省あれ。

2008年3月31日月曜日

自転車を買った。

目を付けたのはブリジストンのアルベルトだ。アルベルトにはピンからキリまであって(とは言っても実売3万円~6万円位)モデルによっては手が届かないでもない。当然どれもアルベルトだ。

ここでアルベルトの解説をしておく。アルベルトはその名から容易に想像できる通り自転車のチェーンの代わりにベルトがついているのだ。「それがどうした」って?・・・チェーンが外れない、金属チェーン特有のガサツな感覚がない。滑らかにスタートする。静か。いいことずくめなのだ。(もっともバリバリのアスリートには向いていないんだろうな、スピードの水着と違って)さらに細部も充実している。オールアルミボディやオートライト、蓄光式テールランプ、ハンドル内臓式ベルなど最新機能がいっぱいなのだ。

魅力的なアルベルトだったが、値段が高い。でも今の時期(新入学シーズン)のベストセラーだと言うから世の中金持ちが多い。当然最低の3万円モデルにはほとんどオプションが付かない。スタンドだって片足式だから不便だ。
「こんなところも車と一緒なんだなあ」
妙に感心してしまった。車のグレードもピンキリで最低グレードだとなんにも付かない。上級グレードの装備がとても魅力的に感じるのだ。結果上級グレードが一番売れるらしい。アルベルトも一緒だ。予算オーバー!あきらめよう。ちなみに3万円~6万円くらいってのはネットでの最低価格、実店舗だとあと1万円くらい高い。

結局、ジャスコオリジナルの自転車を買った。
「なーんだ、つまらん。」
こんな声が自分の中からも聞こえてくる。ところがこの自転車はすぐれものなのだ。オールアルミ、ステンレスボディ、ねじまでステンレスで錆びない。かごは前と後ろにオプション(←このカゴはスーパーのパスケットが丸ごと入る)で2つ。もちろんオートライト、しかも明るい。3段変速。たぶんどこかのOEMなんだろうなあ。これだけついて29800円!

こうしてぼくの愛車は我が家にやってきた。どこに行くにも自転車だ。少し離れたスポーツクラブも、かなり離れた税務署も、まだその先の社会保険事務所も全部自転車だ。雨の日以外は。

2008年3月30日日曜日

自転車の選び方①

18歳で免許を取って以来、車がない生活をしたことのないぼくにとってこのところのエコ生活(つまりはチャリンコ移動)は新鮮だ。こう言うと聞こえがいいが不便なこともある。それは雨の日だ。←当たり前だね。

早速自転車を買った。意外と凝り性なぼくは買う前に色々調べてベストチョイスをしたつもりだ。
まず最初に価格制限(ぼくの価値基準)があるから絞り込みは容易だった。もともと自転車に詳しいわけでもないから自ずから対象は絞られていったのだ。ここでぼくの自転車選びのポイントを大公開しよう。
・5万円以下、できれば2万円以下。
・錆びないこと、家は玄関先に野ざらし駐輪だから錆びる自転車はみじめなことになる。
・カッコいいこと。
・変速機がついていること。
・オートライト、子どもの時にライト点灯に失敗して親指の爪をはがしたことがあるのだ。
・かごがついていること。
・軽いこと、これは重要だ。軽くて丈夫が自転車の最大の性能と言っても過言ではない。
・折りたたみがいい。
と、まあこんなものだろうか。ここからは消去法だ。全部をかなえることはできないから候補は2種類に絞られていった。上記の予算内であれば舶来品(ポルシェとかフェラーリとか)は無理。錆びないってのはアルミ、ステンレスに限る。騙されそうになったのは「アルミリム」これはリムがアルミなだけでその他の部品はアルミじゃない。だからわざわざアルミ「リム」と記載しているのだ。とくにアルミやステンレスは軽量化にも役立つ。折りたたみで絞り込むとAバイクにあたった。まさに理想の自転車じゃないか。何か発見でもしたかのようなワクワク感で満たされていくのを感じた。

2008年3月29日土曜日

勉強しなくちゃ

就職活動をするには資格があると有利になる。当たり前のことだ。前にも述べたが最強の資格(と言っていいのかわからないが)は英語だ。英語が喋れるととりあえずは高給の仕事にありつける。前職の時にも外資系の英語が喋れるだけのお世辞にも能力があるとは言えない人が高給をとっていた。もっともその人は3か月位でやめていったが。

ぼくの場合は中小企業診断士を目指している。このところヤフオクだとかFXだとか転職活動だとか諸々でさぼりにさぼりまくっている「勉強」を再開した。ちょうど息子がいよいよ高3で受験に臨むものだから結構一生懸命勉強している。負けじとがんばろう!

仕事をしていると勉強する時間がない。そうでなくともやっぱり時間は足りない。なぜだろうか。答えは明快だ。雑用だろうが、仕事だろうが、休暇中だろうが大人にはやることがたくさんあるのだ。家事だって、酒を飲むのだって、人に会うのだって時間はかかるのだ。年をとると時間が早く過ぎる。物覚えが悪くなる。こんなことを聞いたことがあるだろう。誰だってそうなのだ。

時間が早く過ぎる・・・たとえば10歳の時の1年間はその人にとって1/10だ。40歳の人は1/40だ。どっちが小さい?答えは明白でしょ。時間が早く過ぎるのではなく相対的に早く感じるのだ。
物覚えが悪くなる・・・年をとると氾濫する情報が蓄積されて取り出しにくくなる?そうなのだ。覚えるべきことがそうでない瑣末な情報にかき消されてしまうのだ。どしゃ降りの雨の一粒を気にするか?のどが渇いているときのコップ1杯の水は五臓六腑にしみわたるだろう?(個人的にはビールの方がいいが)

子供は(極論に近いが)勉強しかすることがない。だから集中できる。また試験(入試が最大かな)が迫ってくるものだからまた必死になれる。大人には試験がない。またはあってもそれはただの通過点やセレモニーであることが多い。子どもは違う。特に入試なんかは人生の一大事だ。合否は天国と地獄の分かれ道だ。だから必死なのだ。サラリーマンに試験があって成績が悪いとクビ!なんてことになったらみんな必死に勉強するだろう。それはそれで必要なのかもしれないな。

などと思いを巡らしながら今日も世は更けてテキストは1ページも進まないのであった。

2008年3月28日金曜日

パソコンとの戦い継続中

パソコンと格闘する。一昔前ならインストールされたソフトとの格闘だった。古くはMS-DOSの時代がぼくのパソコン生活の発端だった。当時はPC98が全盛、富士通なんかはFMRシリーズで独自路線だった。FLORA(日立)とかACER(台湾のメーカー)なんかもちらほら見た気がする。この頃はコマンドを入力してパソコンを動かした。マウスですらマイナーな存在だったし、対応しているプログラミング言語も非常に少なかった。トラブルの原因はCONFIG.SYSとAUTOEXEC.BATがほとんどだった。これがほんの15年位?前の話なのだ。

第一種情報処理技術者であるぼくにとってはお茶の子さいさいだ。トラブルの原因なんてたかが知れてる。リブートだって早い。テレビをつけるのと大差なかった。人間味のあるパソコン時代なのだ。

ところが今はどうだ!!何が何だかさっぱりわからない。トラブルが発生するとベンダーのFAQに頼るしかない。レジストリなんて下手にいじったらどうなるか、怖くてできない。また何でもかんでもすぐに「再起動」ではないか。再起動するのにまた時間がかかりすぎる。そのまま電源切れないものか。これは絶対にOSのせいだ。ねえビル・ゲイツさん。

ソフトが高級になるとそれを使う人間が低級になるって先輩から聞いたことがある。なるほどね。言いえて妙だ。パソコンは今やその目的のほとんどがインターネット関係になった。それでなければMS-OFFICEか。それ以外のソフトはゲームしか知らない人が多いのではないか。だったらもっとユーザの立場に立って考えるべきだと思う。

ハードウェアは着実に進化している。キーボードやマウスはコードレスが主流(これがまた性能が悪いが)ぼくがコードレスにして欲しいのは電源ケーブルなのだ。それから掃除機のホースもコードレスにならないかなあ。ねえドラえもん。

2008年3月27日木曜日

ロボフォーム

このネーミングセンスのない、またホームページが怪しい、そして動作がスパイウェアっぽい「ロボフォーム」というシェアウェアがなんともまた・・・便利なのだ。

まずは「ロボフォーム」で検索してみるとすぐにHPにヒットする。ダウンロードもかんたん。まずは使ってみようと中身もよく見ないでダウンロードして起動してみた。途中何度か何かを確認してきたがすべて
「Yes」だ。ぼくのようなやつがすぐウイルスやスパイウェアを呼び込むんだろうな。

そう言えばその昔ワンクリック詐欺みたいのにひっかかった。(正確に言うと架空請求を受けた)お決まりのHサイトで次々と「YES」ボタンをクリックしていくと突然警告画面になって300ドル振り込めってやつだ。わかっていてもあまり気持ちのいいものではない。無視を決め込むことにしたが完全に何かがやられていてたびたび警告画面が現れる。この手の詐欺でやられる人の気持ちがわかるような気がした。当然、再インストールして消してやった。

それとはまったく関係のない「ロボフォーム」だがとにかく便利。まずは今まで携帯電話のメモ帳を開いていちいち入力していたID・パスワードをセミオートで記憶してくれる。一度記憶したら次からは該当のURLが発現するたびにまたセミオートで入力してくれる。名前や住所、誕生日、カード番号なんかも登録しておけば一発で入力できる。ブラウザを開くとツールバーに常駐している。もちろん自在に編集もできるし、別売の「Airロボフォーム」はメモリスティックに入れて別のPCで使うこともできるのだ。一度使ったら確かに手放しがたい。ダウンロードは無料だから調子にのって使っていたら(約50件)無料期間が終わった。終わると無料では10件しか登録できないという。10件じゃ足りるわけないよな。

ぼくは数千円をはたいてライセンスキーを購入することになった。

2008年3月26日水曜日

パスワード管理ソフト

眠い目をこすりながら、何十回目の再起動でようやく落ち着いた。心得があるぼくですらこんな調子なのだから素人のみなさんはどうしているのだろう?ひょっとしてぼくがど素人?それともいらないことをやらかすからトラブルに遭うのだろうか。

最近パソコンでやったことを思い出してみた。
・便利そうなサイトへの「無料」会員登録
・クレジットカードの申し込み
・FX口座の申し込み
・インターネットバンキングの登録
・ブログの登録
等々、自分の名前や住所、そして何よりもログインIDの設定とパスワードの設定だ。もう何百回同じことを繰り返したかわからない。それもすべて同じならばいい。各サイトによって違うのだ。
ログインID編
・各サイトから提示され決められるわけのわからない暗号みたいなもの。
・任意だが文字数に制限のあるもの。(大抵は6文字以上)
・数字だけでいいもの。
・英数字が混在していなけばいけないもの。
・大文字小文字の区別や指定があるもの。
パスワード編
・●●●●●と表示されることが多く、忘れると文字数や登録時の記憶もあいまい。
・各サイトが勝手に生成する暗号
・任意で決めるが数字だけじゃダメでその場限りの思いつきで入力したもの。
・忘れると再発行できないサイト

ぼくはこれを携帯電話のメモ帳に入れておいた。でもだんだんと多くのID/パスワードを設定して行くと面倒くさいわ、わけわからないわ、しまいには検索するのすら大変になった。そこで
「メモ帳に書いてデスクトップにおいておこう」
やってみたが、これもうまくいかない。持ち運びはできない。コピペも意外と面倒だし。何よりもセキュリティ上めちゃくちゃ心配だ。みんなどうしているんだろうな?
ぼくは画期的なソフトを発見した。明日、発表!

2008年3月25日火曜日

パソコンとの格闘

ぼくはIT企業でプログラマをしていたことがある。今風にITなどと言っているがソフト会社の方が通りがいいだろうか。その頃はまだパソコンが一人一台の時代ではなく、今みたいに何でもかんでもパソコンじゃなかった。卒論だって手書きだったし、驚くべきことに会社の提案書だって手書きだったことが信じられるか。
それもそんなに昔の話じゃない。ほんの20年前の話だ。付け加えておくがインターネットなんて言葉すら極めてマイナーだった。と言うよりなかった。携帯電話が肩掛けのついたパソコンの筐体くらいの大きさがあったのだ。

それがどうだろう。今やパソコンは一人一台以上、会社じゃメモ書きすらワープロやメッセンジャー、eメール。どんな業種だってパソコンがなければ仕事にならない。今ぼくはFXやらヤフオクやら転職活動やらでそのすべての発信源がパソコンだ。やり取りだってメールが欠かせない。過去に何度も経験があるが、今日もそうだった。
「フリーズ!」
このVistaめ!メモリを2GBも積んでいやがるくせに!今度は何だ?またマカフィーの野郎か?ウイルスを退治しているところは見たことがないが、ぼくの時間を浪費するためにこんなに高い金払っているわけじゃないぞ。おまけにタスクマネージャすら起動しない。これで何度目の強制シャットダウンだ。もう3時間も格闘しているんだ。あーやっぱり新しくインストールしたあれかな?

パソコンは便利だ。しかしながら便利になったことによる効率UPよりイレギュラーに対応するための効率ダウンの方が大きな気がする。便利なインターネットバンキングだって面倒な申込、パスワードの記憶、無駄遣い・・・枚挙に暇がないくらい全体的な効率は落ちているのではないか。ひょっとしてIT産業をつくるために存在しているのがパソコンなんじゃないか?自問自答しながらさらに悪戦苦闘を続けてこの時間だ。もう寝ようかな。

2008年3月24日月曜日

一喜一憂

ご存知の方には不必要な説明になるが・・・
テクニカル分析とはチャートをみて、その先を予測する。その中でもオシレーターだのインジケーターだのよくわからない種類は多く存在している。そんなのわかるわけがない。しかもこれだけ多くの金額と多くの人々が取引をしている世界でチャート通りに相場が動くわけがないと思い込んでいた。

その点、取引は人間が行っているのだからファンダメンタルは信頼できるはずだ。(と思っていた)つまり各国の財務長官がこう言っただの、経済指標が良かった(たとえば失業者が増えた)だので為替が動くのだ。単純なぼくでもここでなんとなくでは不安だったのでFX会社が提供している経済指標の情報を利用することにした。今でも不思議なのだが重要経済指標には発表のスケジュールが決まっており、予想値があるのだ。これって誰が予想するんだろう?

その予想より結果がいいとその国の通貨が高くなる。予想外に悪いと安くなる。
「なんて単純なんだろう。これは必勝法なんじゃないか。ぼくは世紀の大発見をしたのだ。」
そんなわけないない。
しかししばらくはそんないい加減な判断が当たった。暇なものだからずっとチャートを見ていてこまめに取引をするものだから、当たるのだ。ドキドキで夜も眠れない。ジェットコースター。

ぼくが失敗から導き出したファンダメンタル分析の結論を特別に読者に教える。まったく必勝法ではないが当たっていると思う。
①ファンダメンタルなど為替相場には関係ない。(よほどのサプライズは除く、戦争とか)
②FX会社の情報はこじつけが多い。(発言を受けて円高に進んだなど)
③トリガーになることはある。(トレンドにのって上昇しているときにいい指標がでると後押しする)

もう一つ実感したことを今日は特別に教えてあげる。
世界を動かしているのはUSドルだ。つまりはニューヨーク市場だ。次いでユーロだ。円はその次なのだがあくまでもおまけでしかない。(感覚的に)つまり円高になると云うのは正しくない。ドル安になるのだ。これだけでも初心者には役にたつはず。もちろん実践・勉強しないとぼくと同じ失敗を繰り返すと思う。一部の例外を除いて、そしてその例外はあなたではない。



2008年3月23日日曜日

九死に一生(おおげさな!)

ついにドル円は100円を切った。円高を恨んだ。
「もうどうにでもなれ。別に死ぬわけじゃなし。もうFXなんかやめた。」
自暴自棄になりかけた時、トレンドに変化が見られた。少しずつドル高になっている。100円台を持ち直してきたではないか。でもまだ30万円は損している。PCの前に座ったときに確か28万円ほど沈んでいた。一時に比べればずいぶん取り返したのだから、今ポジションを決済してしまえばいいのだ。ラッキーなんだから。そして改めてポジションをとりなおせばいい。円高でも円安でもいい。今度はストップを入れて・・・・・・できない!
こんな芸当ができる人は自分の金じゃない運用をしている人だけだ。

FXをやっている(ど素)人はおそらく例外なく、100%の勝ちを目指す。ラッキーを信じる。1円でもへこむことが許せない。とくにポジションを持っている時はそうだ。ポジションを持つ前だけが冷静な判断ができる。そこでストップを入れておかなければいけない。熱くなると判断がつかない。只管ラッキーを目指すのみになる。

ラッキーは訪れた。数日後、ぼくの虎の子は元に戻った。正確に言うと清水の舞台から飛び降りたつもりで10万円で損切りをしたのだ。激動の1週間はこうして日常に戻った。10万円の授業料を払って。この時のぼくは単純平均線しか見ていなかったくせに
「テクニカル分析は信じられない。」という誤った結論を導き出し、ファンダメンタル分析に走る。

2008年3月22日土曜日

レバレッジってこわい

そんなこんなで50万円の元手はすぐに70万円になった。もう気分はプロのトレーダーだ。
「ぼくって才能あるのかも?」(ないない!)
結構調子にのってレバレッジ50倍で証拠金20万円の取引をデイトレードで続けていた。
数万円儲けては売買を繰り返していたが、直もの足りなくなってくる。わずかな貯えは少しずつ
増えて気が大きくなってきたのかもしれない。今考えると単純平均線のみ見てその傾向で売買して
いただけなのに。

ある時、いつものようにドル円でドルを買った。スワップも少しずつつくし、円高も一服したはずだった。(これは正しいのかもしれない)来週からは函館に妻と旅行に行くことになっていた。
「帰ってきたら旅行代くらいは平気で儲かっているかも?」
なんて幻想を抱きながら携帯を片手に意気揚揚と北斗星に乗り込んだ。

閑話休題
北斗星はただの寝台列車である。イメージのような豪華寝台なんかではない。ベッドは狭いしシャワーすら予約制で一杯である。もし予約がとれても5分しかお湯がでない。トイレまで狭くてきたない。当然テレビは映らない。唯一、奮発した車内のフランス料理だけは結構いけた。それだけだ。

函館に着いて携帯の為替相場をみたら真っ青になった。ドルが急落しているではないか。すでに2円も下がっている。つまりは20万円の損だ。まだ下がりそうな気配だ。(これもまた錯覚なのだが、当たっていた)
せっかくの湯の川温泉も宿を堪能するどころじゃない。夜景だってなんだか遠くの富を象徴しているかのようで美しさも半減だ。次の日だってまた1円、2円と下がっている。ついに含み損は50万円に近づいてきているではないか。ストップを入れておけばよかった。後の祭りだ。携帯じゃトレードできない。できたとしても今損切りする勇気はない。ロスカットの恐怖が迫っていた。

たった20万円の証拠金なのに、数日で50万円損をするなんてことがあるのだろうか。これがレバレッジだ。

2008年3月21日金曜日

初トレード

いよいよ初のFXデビューとなる。デモトレードをやっていたので気分はもうプロのトレーダー。薔薇色の近未来を夢見てなんと50万円の大金を証拠金として振り込む。ドキドキの瞬間だ。こんな形のないものに使う50万円は生まれて初めてなのだ。

家を買う。車を買う。時計を買う。飲みに行く。パチンコでする。宝くじを買う。家族で旅行に行く。スーツを仕立てる。ゴルフクラブを揃える。ゴルフ場で料金を支払う。スキーのリフト券を買う。・・・悲しいかな、ちょっとした大金を使うことなんてこんなものだ。今回は取引も全部インターネット、なんとなく頼りない無線LANのパソコンとよくできたトレードソフトとWebサイトが相手のバーチャル取引で50万円!これでいいのか。(大体こんな商売があるのか?)

自問自答の中、ソフトを操作して20万円のレバレッジ50倍で勝負に出た。お決まりのUSD/JPYでロングだ。不慣れなのでストップもリミットもつけない。デイトレードしか頭にないのでチャートをずっと見ていた。見る見るうちにドル高は進み50銭上昇したところでショートに。なんと30分位で5万円の利食いだ。こんなにおいしいことがあるのか。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓初心者のための翻訳↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
20万円を証拠金として賭けて1000万円の勝負ができる。1ドルが約100円だから為替が1円動くと10万円の損益がでる。つまり為替が1銭変動すると1000円動く。1銭なんてもののコンマ数秒で動く。為替と言えばアメリカのドルと日本の円くらいしかなじみがないのでそれに賭ける。ドルを1000万円買ったのだ。ドル高(円安)になると儲かるしドル安(円高)になると損をする。ソフトを見つめていると為替の変動(この場合は円安に動いていった)に伴いリアルタイムで金額が動く。グラフと為替レートをボーと見ていたら小幅に上下を繰り返しながらあっという間に50銭円安になった。1000×50=50000円の儲けだ。そこで買っていたドルを売ってしまった。買って売ったのだからプラマイゼロになる。残るは利益の50000円なのだ。

この調子だと働かなくても暮らせるなあ。甘い幻想を抱く自分を冷静に見つめることは誰にもできない。



2008年3月20日木曜日

FXの口座をつくる。

FX取引の申し込みは金融機関お決まりの堅苦しいものだ。一番印象に残ったのは延々と書き連ねてある「約款」の類。生命保険の約款を全部読んだ人はいるか?おそらくは作った当人ですら全部は読んでいないはず。それに近いものがある。要約すると「損しても自己責任だからね」と書いてある。

まだ会社に籍があるうちにクレジットカードとFXの口座はできるだけ多く作っておくことにした。どの申込書にも本人確認書が必要だから免許証はスキャンニングにしてデータで保存しておいた。へそまがりのぼくは住基カードもコピーしておいた。普通のサラリーマンは会社にFX会社から電話があったら大変だ。FXはすでに市民権を得たようでいて相変わらず胡散臭いものの代表だ。でもぼくは大丈夫、在籍はしているものの会社は辞めるのだから。

FX会社の紹介は追々するつもり。最初につくったFXCMジャパンの刷り込み現象で他のサイトがチープに見えてしまう。ここのシステムは専用ソフトをダウンロードするのだ。それゆえマンマシンインターフェースは抜群。ただそれだけと言えば言えなくもない。色々な本で色々なFX会社が紹介されているので参考にしながら選んでいった。もう10社くらい口座を作っただろうか。

本文を読んでくれた方にFX会社の選び方を伝授しよう。
・キャンペーンがお得なところを選ぼう。1万円は当たり前。
・携帯電話対応のシステムがいい。外出先から決済できないと大変な経験をした。
・ネットの情報に惑わされるな。アフィリエイト狙いのものが多い。
つまり低額から始められていきなりお得な会社を選ぶべきだと思う。大体初心者はデイトレードを目指す。またそこに帰結する。なぜかって?やってみればわかる。スワップ狙いなんて為替が変動したら何の足しにもならない。
「24時間眠らない市場・・・それがFX」
なんてかっこいいコピーがあるが眠らないのはほかならぬあなたであることに気づくだろう。

2008年3月19日水曜日

新所得計画

微々たるものだが、ヤフオクで収入を得ることになった。(得られるかもしれない淡い期待)
「これだけじゃとても生活できない。」
いくら楽天的なぼくでもすぐわかる。

今、流行のFXにチャレンジすることになった。
「世の中に甘い話はない!」
そんなことは身にしみて理解している。これもきっとそうだ。本能的にわかる。
「やってみなきゃわからないじゃないか。」
いつでも心の中の天使(悪魔かも?)はそう囁く。そうだ!やりもしないで何がわかる。やってみれば価値のないものかどうかわかるはずだ。リスクはチャレンジする勇気のないものの言い訳だ。宝くじだって買わなきゃ当たらないぜ。

まずは目にとまったのがFXCMの「Amazonギフト券5000円プレゼント」だった。今考えてみるともっともっとお得なキャンペーンがたくさんあった。でも素人のぼくが惹かれたのは事実だ。それでもなんだかよくわからない。まずは専門用語がわからない。全部英語だし・・・妙に日本語に訳したものもよくわからない。
素人のみなさん、いくつわかる?
・スプレッド5銭(何語?)
・業界最高のスワップ金利(スワッピング?)
・手数料ゼロ(何の?)
・ポジション
・通貨ペア32種類
・豊富なチャート
・5万円からの安心取引
正直、ぼくはまったく何のことかわからない。あんまりわからないので本屋にいった。
「ど素人から始めるFXの本」
これだ。入門書なんだ。早速購入して読み始めた。やはりわからない。実際やってみるしかない。どうやらデモトレードってのがあるらしい。これなら自分の資金を投入せずに外為取引のシミュレーションができるらしい。このデモトレードは実に儲かった。自分の金じゃないから思い切りもいい。あきらめも早い。読みも的中するわ。夜もぐっすり眠れるわ。
「こんなに簡単に儲かるなら、やらなきゃ損だ。」
不労所得を夢見てFXの世界を垣間見てみることにする。

2008年3月18日火曜日

出品したぞ

ヤフオクの指南マニュアルみたいになってきたのでそろそろ主題に戻そう。

色々な専門用語と多くのチェックボックスを乗り越え一気に5点ほど出品した。すごく気になるので頻繁に自分の出品ページを覗いてみる。
「ウォッチリスト?」
これなんだろうか。素朴な疑問だ。勤勉な人はここでHELPを見たり、本を見たりして問題を解決するのだが、ぼくは大体の場合マニュアルを見ない。(自慢できることではないが)電化製品を買ったときもそうだ。
携帯電話のマニュアルなんか見たことがない。今までマニュアルを見なくて一番困ったのはiPodだ。タッチオペレーションもとっつきにくかったが、英語をそのまま翻訳したような日本語のインフォメーションが難解なのだ。これはGoogleにも言える。ひょっとするとおじさん、おばさんたちが機械に弱いというのは欧米文化に慣れないだけなのかもしれない。これは新しい説ではないだろうか。
話は逸れたがウォッチリストの意味は類推してわかった。入札者が栞をはさんだのだ。
「こんな時間に見ている人がいるんだなあ。」
妙に感心しつつ、時々出品ページを開けてはワクワクしていた。
「商売って楽しい。」
自分の商品に入札が入って価格が上がっていく。こんな単純なことが楽しいのだ。そしてぼくの英語教材は売れた。なんと3万7500円!実質2万円で英語のソフトを買ったのと同じ。しかももう5年位前の教材じゃないか。今度から買い物するときは値下がり率が低いものを買おうっと。
英語が話せた!自分に驚いた!うれしかった!【10日間お試し期間付】

2008年3月16日日曜日

初めてのヤフオク出品~写真加工

どうにかこうにか商品の写真撮影は完了した。当然使用したのはデジカメ、SONYのサイバーショット(DHC-H7)だ。800万画素ある。素人目には200万画素を超えると精度なんかみんな一緒だ。大きく引き伸ばした時に(プリントした時に)違いはでるらしいが、どこの誰が大切りのプリントなんかするのだろう。少なくともぼくはやったことがない。家のプリンタ(CANON MP970)でそんなことしたらインク代がいくらかかるのか少し怖い気がする。

「さて出品だ。ふむふむまずは画像の登録か。3枚まで登録できるんだったな。」
画像のアップロードボタンを押すと
「500KBまでしか登録できません!」
ナニ?どうすればいいんだ。ここでマニュアル本の登場である。
「画像加工ソフトを使ってサイズを圧縮する。」
うーん、圧縮?LHA?違うな。ところでサイズはいくつだっけ?そんなに圧縮すると画像がつぶれてしまうのではないだろうか。おーサイズはなんと2MB以上あるじゃないか。これを500KBにするってことは面積は縦×横だから縦横サイズを半分くらいにすれば面積は1/4になるはず。それっ!あれまだ大きいや。それじゃもう少し・・・今度は小さすぎる。これでもいいんだけれどなんとなく500KB丁度位じゃないと損した気分。こんどは大きくするか。こんなもんかな?さて登録しよう。
「よしできた。」
悪戦苦闘の末、登録に成功!では次の写真・・・あー、これもサイズオーバー。こんな感じで無駄な作業を繰り返してようやく登録ができた。登録開始からここまで実に2時間もかかった。

ここで再び素人指南。
「最初から低い解像度で撮れ」
たったこれだけのことで本日の問題は解決。写真にはそれほど高解像度は必要ない。というか判別つきませーん。チャンチャン!

2008年3月15日土曜日

初めてのヤフオク出品~撮影

周りを見渡してみるとなぜか目についたのは未開封のマカフィーのアンチウイルスソフトとスピードラーニングの教材だった。特にこの教材は結構いい値段だったのが印象に残っている。6万円位したはずだ。CDなので一通り聞いてみたのだが、何事もそうなのだが「継続な力なり!」だ。それでおおよその成果はわかるだろう。

出品する際に誰もが最初にひっかかるのは「写真」だ。うまく撮れないのだ。学生時代の友人が
「写真は光がほとんどすべてだ。」
と蘊蓄(読めるか?)を語っていたのが思い出される。言い得て妙だ。実感した。フラッシュをたくとまず失敗する。変な光が商品に反射してクオリティが落ちるのだ。素人は(ぼくもだが)これで失敗する。
次に背景だ。ゴミゴミした家の様子が写りこんでしまう。何の写真かよくわからない。かれこれ半日がかりで商品の写真を撮った。

ごちゃごちゃ言っても仕方ない。ぼくが素人写真のコツを伝授しよう。
「太陽光で撮れ!」・・・無理なら明るいライトを使う。
「バックは白」・・・壁でもパネルでもいいから必ず模様のないもの。
「編集ソフトで加工せよ。」・・・背景のいらない部分を切り取るだけの機能でいい。
「手ぶれ防止機能を使え。」・・・三脚がいいが扱いが大変。
「フラッシュはたくな。」・・・プロが使う大きな大光量のフラッシュはOKなのだが。
こうして写真を極めたぼくは次のハードルに向かって走っていくのであった。

「スピードラーニング英語」

2008年3月14日金曜日

初めてのヤフオク

何はともあれ、ヤフオクなるものをやることになった。ハウツー本の頭でっかちな知識ではよくわからないのでまずは出品することにした。

子供のころは誰しも多かれ少なかれコレクション癖があるものだ。ぼくの場合は仮面ライダーのカードと切手だった。早速、神戸の実家に行ったついでに押入れを探した。
「ない!」・・・小学生の時の絵の具のパレットは見つかったのだが、中学生の時の電気毛布は見つかったのだが仮面ライダーは登場しなかった。がっかりだ。もっとも仮面ライダーのカードは大した値段ではなかった。初心者になんでそんなことがわかる?実は便利なサイトがあってオークションの落札価格が分かるのだ。オークファン(http://aucfan.com/)というサイトだ。ここでネットサーフィンならぬ落札品サーフィンをやってみた。そして身の回りにある売れそうなものを出品してみることにした。

まずは「出品する」をクリックしてみる。ここで最初の壁だった。
「入札が4999円までしかだめ???」
出品するためにはYahoo!プレミア会員になる必要があった。月額294円という微妙な金額でプレミア会員になることにした。しかもすぐには利用できないらしい。
「めんどうくさーい」
KICKのように一人で叫んで素直にYahoo!に従うことにした。1週間位で会員証みたいなのが送られてきてようやく出品できるようになった。(ひょっとするとその前にできたのかもしれないが)今はその会員証はどこかになくしてしまった。

明日は初めてのヤフオク出品における苦悩を記す。

2008年3月13日木曜日

オークション入門

時間はたっぷりある。暇というよりは時間が自由になるのだ。自由になる時間を将来のために使わなくてはならない。そんな危機感だけはあった。

「YACHTちゃん、ヤフオクかFXかなあ。」・・・妙に気にかかっていた台詞は彼からのメールで始動し始めた。そのメールで紹介されたのは「ヤフオク・モバオクの達人養成講座」という本だった。何一つ予備知識がなかったぼくは早速その本を注文することにした。ここで初めてアマゾンマーケットプレイスで本を買った。言っておくがぼくはアマゾンファンだ。サイトの作りが素晴らしい。ITに携わる人間としてはぜひ参考にして欲しい。マーケットプレイスで本を買うと数日後に自宅に達人養成講座が届いた。読みやすい本だった。おまけにマーケットプレイスの出品者は著者の山口さんだった。どうやらオークションで成功して「山口塾」という会社を経営しているらしい。ただし本の内容は「達人」を養成するものではなく初心者入門講座である。何もわからなかったぼくにとってはピッタリの本であった。

事実上オークションはヤフオクがほぼ寡占している。モバオク(auオークションも同じ)、ビッダーズや楽オク、なぜだかアマゾンまでオークションサイトに入っているが。出品数が違いすぎる。ぼくはヤフオクから(だけ?)始めることにした。その後はアマゾンにも手を出すのだが。

こうして趣味の出品者としてはわずか1か月で堂々の実績を残すことになった。ここで確立した手法について次回以降、しばらく記してみよう。

2008年3月12日水曜日

禁煙

タバコはいつでもやめられる。妙な自信がある。社会人になりたての頃、給料がひどく安かった頃
「一日250円のタバコ代は1か月で約1万円かかる。ローンでものを買うと5年払いなら50万円くらいの品物が買える。」
こんな計算をよくしたものだ。
似たような計算で保険のCMでも
「一日わずか250円!コーヒー1杯分で安心が買える。」
なんてのもある。ゼノンの逆理を思い出す。「飛んでいる矢は静止している。」

※ゼノンの逆理・・・有名なのは「アキレスと亀」、足の速いアキレスが先行する亀に永遠に追い付けないというパラドックスです。アキレスと亀には100mの間隔があります。2人(一人と一匹)は同時に同方角にスタートします。亀のスタート地点にアキレスが到達したときには亀は少し進んでいます。(例えば3m)その少し進んだ地点にアキレスが到達した時はやはり亀は少し進んでいます。(例えば10cm)これを繰り返すと永遠にアキレスは亀に追いつけないのです。どうですか?論破できますか。

ちりも積もれば山となる。のでぼくは禁煙を企てた。いい加減な証拠としてはタスポは作った。ちゃんと禁煙は2週間続いた。でもそこまでだった。イライラするのである。言い訳ではないがタバコが吸えなくてイライラするのではなく、今の状況にイライラするのだ。特にストレス解消の方法があるわけでもないのでタバコでも吸ってみた。1箱は20本入りである。残りを捨てるものもったいないのでさらに吸い続ける。なくなると買ってしまう。別に300円に困っているわけではなく、もっと大きな金に困っているのだ。と自分を正当化させている。こんな調子で禁煙は続かなかった。

暇つぶし

危機感はあるものの、時間は自由だ。来るべき将来のために備え、ぬかりなく努力を重ねる。ような人物ではないぼくは突然湧いたフリーの時間を持て余すことになった。

朝はそんなに寝坊できるものじゃない。
読書する気分じゃない。
勉強・・・と言っても何からやろうか。
一緒に遊んでくれる友達も仕事中だ。
家にいると近所の手前もある。

というわけで積極的に出かけることにした。しかし当てがない。足は自然とパチンコ屋に向かった。
有休消化中はバカつきだ。朝お座り一番の一球目で確変なんて経験もした。その時は16連チャンしてスパッとやめた。締めて9万円の勝ち。一万円突っ込んで諦めて右隣に移ったら、いままで座っていた台のおばちゃんがいきなり確変!郷ヒロミがでまくりだ。瞬く間に3連チャン。がっかりしたぼくは帰ろうとしたところにヒロミのまゆ毛が!!(わからない方すみません)12連チャンでホクホク。なんて安物のパチンコ番組みたいな期間が続いた。

ひとつだけこんなぼくが読者のみなさんにアドバイスできることがあります。パチンコはやめなさい。絶対に勝てません。やるなら小遣いの範囲で、特に大切なのはその日の限度を絶対に守ることです。大勝するとその後の判断が狂います。勝てるのはツキです。ツキがあるときはいいのです。ツキがないときにその状況を認識できる能力を人間は備えていません。その能力は第三者だけがもっています。第三者はあなたに忠告をしてくれません。つまり「おいしい話」は世の中に絶対ありません。(くどいようですが)あるのはツキだけです。

というわけで翌月は10万円負けました。

パチンコはやーめた!

2008年3月11日火曜日

マイホームパパ

大学を卒業してから今までずっと仕事一筋の生活だった。正確に言うと仕事というより典型的な会社人間だ。遊ぶ時も会社の同僚、飲みに行くのも会社の同僚、そしてもちろん残業・休日出勤は当たり前だ。最高記録は6か月間休みなし(もちろん土日も)、よく過労死しなかったものだ。

そのせいで家事がまったくできない。料理洗濯はもとより、掃除機の使い方もよくわからない。高校時代にインスタントラーメンとスープを水に入れてそのまま火にかけて出来上がり!!なんて料理音痴の才能も手伝ってのことなのだろう。

子供のことも妻にまかせっきり。学校の行事なんか出たこともない。担任の先生の名前も知らない。一度運動会で学校に行った時など入口がよくわからなかった。挙動不審で警察に通報されるかと思った。最近の小学校は警備員がいて、門が閉まっていて、子どもたちは防犯ブザーを持っている。変な世の中だと思う。

そんなぼくが遅ればせながらマイホームパパを目指すことにした。少し違うがイメージは(あくまでもイメージ)マスオさんだ。酒は家で飲む。ゴルフの前にはクラブを磨く。妻から小遣いをもらう。子煩悩でお人よし。それが目標だ。子どもたちが小さい時なら喜んでくれただろう。

さて家事の方だが、料理はどうしてもできないので洗い物を担当することになった。意外とずぼらな妻はあんまり片付けが得意な方じゃない。これならぼくにも勝てるかも?食後の片づけがぼくの担当になった。ここで発見!我が家には食器洗い機がある。なんて便利な機械なのだろう。限られた空間に食器をセットする創意工夫、油汚れが見事なほど落ちる。手あれだって防げる。乾燥までしてくれる。この文明の利器に魅せられたぼくは食器洗い機を極めていくことになるのだ。反面、他の家事はさっぱりなのだが。

ひとつ不幸なことに娘が指を骨折した。(軽い剥離骨折なのだが)通院することになった。保護者として自転車で一緒に通院していると何か連帯感が生まれてきたようだ。徐々に本当に徐々にだがマイホームパパへの道を歩みだしたような気がした。こんな些細なことからだが、それほど家庭を顧みなかったぼくの大きな1歩だ。

2008年3月10日月曜日

資格をとろう

そう言えば最近、勉強していない。(いわゆる勉強だ、決して本を読まないとか、調べ物をしないとかではない)ノートに文字を書いたり、講義を受けたり、語呂あわせで単語を覚えたりしていないのだ。

「よし!資格を取ろう。」
どうせ時間はあるんだ。何がいいかな?すぐに思いつくのが英語関係・・・「TOIEC」。
次に簡単そうな「簿記検定」、バブルの象徴「宅建」・・・関係者ごめんなさい<(_ _)>
前から興味があったのは中小企業診断士だ。まずは色々調べてみよう。資料請求からだ。だって資料請求は無料だし。百里の道も一歩からだ。

実は勉強には自信がある。大学受験の直前、そのころは共通一次試験だったが冬休みに驚異の一夜漬けを行い880点まで点数を上げたことがある。直前の模試では650点だったのに。それがいけなかった。その後、一夜漬けが抜けなかった。つまり直前まで勉強しない癖がついた。よくいえば集中力がある。普通に言えば計画性がない。悪く言えばなまけものなのである。

ぼくは中小企業診断士への道を歩み始めることになる。

2008年3月9日日曜日

エコ生活

学生時代から車のない生活をしたことはない。だからといって何でもかんでも車で移動する習慣があるわけでもない。趣味のスキーとゴルフをするためには車が必須だからだ。正直運転するのは好きじゃないが、車は結構好きだ。
だから今の車はアウディA6アバントだ。(アバントはステーションワゴンのこと)その前はレンジローバー、そのまた前はディスカバリー、パジェロ、カリブ、パルサーと遡る。車はもはや生活の一部になっているのだろう。 車を買うときは必ずローンだ。なぜだかわからないけれど、いつの間にかポリシーになっている。今の車もローンが残っている。失業中の身にはきついのでさっさと車を売ることにした。
結構あっさりとした決断だった。

ローン残額は約100万円、これ以上で売らなければならない。

まずは新車の購入をちらつかせて、トヨタのディーラーで見積もってもらった。「150万円ですね。新車の契約をしていただければあと10万円プラスです。うちは新車がくるまで今の車にお乗りいただいて結構ですよ。」そんなもんか・・・存外安いものだ。
続いてお決まりの中古車一括査定をネット上で依頼する。必要事項を記入して送信する。瞬く間に自動返信メール、そして電話がかかってきた。

たまたま土曜日の昼間に査定依頼をしたからだろう。この顛末に関しては後日記す。 ものの1週間で車は売れた!
しかも200万円の高額査定だ。まもなくぼくの車がないエコ生活が始まった。

2008年3月8日土曜日

ヤフオク?FX?

会社に行かなくなっても朝は7時半に起床している。昼間はパソコンの前にいることが多いが、夜はもっぱら友人と飲んだ。彼らはサラリーマンで仕事帰りだから大体スーツを着ている。ぼくはスーツを着るのもしゃくだったけれどやっぱりスーツを着て、ネクタイは締めないで出かけた。
ここでも言われることは概ね同じだった。
「びっくりしたよ。」
「よく思い切ったね。」
「どうやって生活するの?」
「応援しているよ。」
「あせらず、がんばれよ。」
こんな感じだ。もつべきものは友達だとも思いながら、つとめて明るく振る舞い再開を約して別れた。

その中で(ぼくより先輩の)ある友人が話してくれた内容は少なからず、これからのぼくの人生に影響を与えることになる。
「うーん、YACHTちゃん・・・やっぱりヤフオクとFXかなあ?」
・・・ヤフオク???、FX???何のこっちゃ?
「実はおれはオークショニアなんだよ。去年もえいちゃんのタオルを出したら20万円になってさー。」
そんなおいしい商売があるのか!
「とりあえず、メールを送るからやってみたら?」
ぼくはそのメールを翌日読んで早速ハウツー本を購入することになる。そして五里霧中ではあったがオークションへの道を歩んでいく。

2008年3月7日金曜日

転職サイトに登録しよう


転職サイトの登録内容で最初につまづいたのは「職務経歴書」の書き方だ。
今までは採用する側でよく目にした職務経歴書だった。
「これは必須なんだろうか。」「どこまで書けばいいんだろうか。」「正直に書いていいんだろうか。」
・・・答えはどの就職サイトにも準備されている。概ね同じ内容だ。
「真面目に転職の意思を訴え、実績を並べたて、自分は何ができるかを具体的に書く。」
といったアドバイスばかりだ。誰もが認める立派な実績と人脈があり、前向きで真面目な人物は転職するんだろうか。との疑問を抱きながらもアドバイスに従った。

次に耳慣れないのが「スカウトを利用する」だ。今になってわかってきたがどのサイトも転職エージェントにスカウトの場を提供するのが主な役割なのだ。世の中に多数そんなエージェントが存在することも初めて知った。これも積極的に利用することにした。

データエントリーで一番悩んだのが、希望年収の欄。そして悩ましかったのが対象年齢だ。どの企業も安く使えて、専門知識があって、若くて(給料が安くて)好人物を求めている。そりゃあそうだがそんな人物いるのか! 世の中は本音と建前がある。「40歳まで」なら5歳くらいは大丈夫。「専門知識が必須」は経験がありさえすればOKなのだ。それがわかればいいのだ。ややこしいことをするなよなあ。ともかく応募資格はあるのだ。

2008年3月6日木曜日

就職活動をしよう

失業するのだから、就職先を探さなくてはならない。当たり前のことだ。
ぼくが就職活動をしたのはもう二十数年前のことになる。とは言うものの当時はバブル経済真っ盛りのころ、いわゆる売り手市場、バブリーマンの時代だ。就職活動なんか形だけもいいところ。一応国立大学生だったぼくは7月まで就職活動をしなかった。(@_@)そろそろやらなきゃなあ・・・と思っていたところある疑問につまづいた。
「就職活動って何するんだろう?」
同級生や(留年していた)先輩に聞いてみた。
「そりゃあ、お前、会社説明会にエントリーしてあとは成行きにまかせんだよ。」
そんなものか、じゃあハガキでも出してみるか。(当時はインターネットなんかなかったからアパートに大量の就職情報誌が返信ハガキ付きで届いていた) てな訳でずいぶんいい加減な就職活動だったものだ。
ところが今回は違う。生活がかかっている。それでもやっぱりよくやり方がわからない。
とりあえずインターネットで就職サイトにエントリーすることにした。まずはキーワード検索、そしてヒットした中から爆笑問題でおなじみのサイトに登録してみた。 記入事項が多い。面倒くさい。なんだかすでに面接や入社試験が始まっているみたいだ。だいたい30分くらいかけて必要事項を入力した。
内容は(なんとなくだが)20代のいわゆる第二新卒対象のような印象である。それでも立て続けにリクナビネクストとマイナビに登録を終えた。この日は精神的にぐったりしてそれ以上には発展しなかった。

2008年3月5日水曜日

クレジットカードを作ろう

世の中は定職につかない人間に冷たい。もちろん国民の義務だから仕方ない。好きで失業したわけじゃない。それでも世の中はわかってくれない制度なのだ。ご存じクレジットカードの審査には勤務先や年収、借り入れ状況などひどくシビアな項目がある。仕事で携わったことがあるからよく知っている。特にどうしようもなくなった時のキャッシングはありがたいものだ。(もちろん返せるあてがあってのことだが)ぼくは早速カードの申込を行った。

これにはぼくの中で2つの条件があった。
・年会費が無料であること。
・入会キャンペーンやポイント、キャッシュバックなど特典があること。

今やクレジットカードは百花繚乱だ。ご存じだろうか、大別すると以下のような種類がある。
・ステイタス系・・・ダイナース、アメックスなど
・銀行系・・・JCB、三井住友VISA、三菱UFJニコス、UCなど
・流通系・・・OMC、SESONなど
・信販系・・・JACCS、ORICOなど(NICOSはこれの雄だった)
そしてこういったカード会社をベースにしたいわゆる「提携カード」が幅を利かせているのだ。ANA・JALは言うに及ばす、NTT・KDDI・YAHOO・楽天・・・枚挙に暇がない。そしてほとんどすべてのカードが「売り」にしているのがポイントだ。このあたりの知識に関しては不完全な本が書けるくらい知っている。
今回の首尾に関しては後日詳しく記すことにする。

2008年3月4日火曜日

退職までの過ごし方

現在、失業中である。正確には有給休暇の消化中である。
実は過去に1度転職を経験している。バブルの真っただ中に1度だけ。その時は有休を1日しかとらなかった。最後の日までフルタイムで働いたのだ。しかし今回は違う。次も決まっていないから生活がかかっているのだ。それでも妙な正義感はあって在職中に就職活動をするのは気が引ける。

どうすればいい? まずは就職が決まるまで、当面の生活を何とかしなければならない。みっともないことにほとんど蓄えらしい蓄えがない。月末には最後の給料がでるから今月は大丈夫。身の振り方を考えるにも先立つものが必要だ。

近未来の目標に向かって着実に準備をする・・・できるものじゃない。経験してみればわかる。そんなに強靭な意志と計画性があるのは「ゆとり」がある人間だけだ。今のぼくにはゆとりはない。それでもすぐにいくつかの「今やるべきこと」を思いついた。

・クレジットカードをつくろう。(失業中はつくれないから)
・転職サイトに登録する。(転職活動と言えばこれしか思いつかなかった)
・社内外の友人と親交を深める。(要するに飲み会)
・車を売ろう(当面の生活費を捻出するのだ)
・勉強して資格をとろう。
・マイホームパパになろう。
・暇つぶしをしよう。
・たばこを止めよう。
とこれだけはすぐ思いついた。考えてみるとなんと俗物的なネタばかり。後々考えてみると俗物的なことだからすべて実践できたのではないだろうか。これからひとつひとつを後述していきたい。
後日、さらに興味深いネタが追加されるのだが。

2008年3月3日月曜日

拍子抜け

辞表・・・正式には退職届と書くのが正しいらしい。
もっともぼくは役員だったから辞表でもいいのだ。大切にしているモンブランの万年筆を執った。どうしてだか自宅じゃ筆が進まない。なんだか虚脱感が漂い、ほとんど何もしないで2日間を過ごした。
妻には「やめる決意をした」と話しただけだった。それだけで特に責められもしなかった。むしろ「生活はどうするの!」「もう少し考えてみたら?」などと言われると思っていたから。心中を酌んでくれた妻に感謝だ。
次の月曜の朝、会社に出勤した。まずは便箋をかばんから取り出して辞表をしたため始めた。一度だけ書き損じてそれでも時間にして10分くらいでしかない。それがぼくの20年間の終焉だった。

辞表の受理はあっけないものだ。特に思い出話をするわけでもなく、再就職の話をするでもなく時間にしてほんの3分くらいだったろうか。
「退職金は出してやる。就職なんてぜいたく言わなければすぐ決まるだろう。」
たったそれだけだった。

ここからぼくの転身ストーリーは始まる。それが華麗なものであって欲しいと願う。どう展開するのかまだわからない。

2008年3月2日日曜日

逡巡、そして決断

現在の年収から数百万円のダウンを提示されたわけだが、それでも他の会社に比べると高い給料だ。

まっさきに子供の顔が目に浮かんだ。反抗期らしい反抗期もなく国立大学を目指す高3の息子、今年から中学生になる小6の無邪気な娘。今まで「アットホーム」などとは縁遠い生活を送ってきたぼくにとっては不思議な感覚だった。
「家族のために我慢しよう。誰だって好き勝手に生きているわけじゃない。みんな辛いことに耐えて生きているんだ。それにまだぼくが取り組んできた仕事では役にたてるはずだ。」
自分にそう言い聞かせて数日が過ぎた。新しい職務だってやりがいが見つかるはずだ。

そして迎えた月末の幹部会・・・依然として会議は針のむしろだ。もうこんな状況が2年も続いている。冒頭で社長からの一言がぼくの雌雄を決した。
「今のミッションからも解任だ。やらせることはないけれど遊ばせてるわけじゃないから何か働かせるように!」
KT・・・空気が読めないぼくにもはっきりと空気が読めた。
「やめよう」
一寸の虫にも五分の魂、武士の一分のキムタクがなぜか思い浮かんだ。人生で最も決断力を試された決断はほんの数秒でなされた。

2008年3月1日土曜日

通告

「解任だ」
バツが悪そうな声が耳に残り、伏し目がちな社長の顔が目に焼きついた。
中小企業ではあるものの、取締役まで務めていたぼくにとっては人生最大のショックだった。
「社員として残るなら閑職を準備して温情で残してやる。」
そのような内容の台詞が続いた。(おそらくこんな直接的な表現ではなかったが、少なくとも意訳するとこういうことだ。)
「考えておきます・・・」そう答えるのが精いっぱいだった。

実は予想していたことだ。
このところ心から信頼していた社長の発言がずっとひっかっかっていた。何から何までぼくのことが気に入らないらしい。すべてをネガティブにとらえて評価されるものだからかなり滅入っていたことも事実。奈落の底に突き落とされた感覚と同時に自らが意識しない安堵感が心を埋め尽くしていった。